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今週の質問(2019.01.21)

コンクリート工事において、「練り混ぜから打ち込み終了までの時間の限度」と「打ち継ぎ時間の限度」の違いがよく分からないので教えてください。

「練り混ぜから打ち込み終了までの時間の限度」は、コンクリートが固まるまでの、使用限界について表しているんだ。コンクリートの練り混ぜから荷卸しまでの時間に、現場内の運搬時間を付加した時間の限界のことを指しているので、トラックアジテーターによって運搬される時間が主に関わってくるのがポイントだね。現場から遠すぎるプラントでは、時間内に打ち込むことができないので、できる限り近場のプラントを利用したほうが良い、ということを示しているよ。
これに対し、「打ち継ぎ時間間隔の限度」は、先に打ち込まれたコンクリートと次に打ち込むコンクリートとの打ち継ぎの時間の限度を表しているよ。例えば、昼休憩を挟んだあとに打ち継ぎを行う場合、交通渋滞などによってトラックアジテーターが時間通りに来ない場合などに、この「打ち継ぎ時間間隔の限度」を参照することになるね。

では、改めて、JASS 5で規定されている「練り混ぜから打ち込み終了までの時間の限度」と「打ち継ぎ時間の限度」を確認しておこう。

[練り混ぜから打ち込み終了までの時間の限度](JASS 5より)

  • ・外気温が25℃未満のとき、練り混ぜから打ち込み終了まで120分以内を限度とします。
  • ・外気温が25℃以上のとき、練り混ぜから打ち込み終了まで90分以内を限度とします。

[打ち継ぎ時間間隔の限度](JASS 5より)

  • ・外気温が25℃未満のとき、打ち継ぎ時間間隔は、150分以内を限度とします。
  • ・外気温が25℃以上のとき、打ち継ぎ時間間隔は、120分以内を限度とします。

これらの関係は、数値としては似ていても、意味は大きく異なるんだ。混同しないようにしっかり覚えよう!

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