2024年(令和6年)2級建築士設計製図試験
【観光客向けのゲストハウス(簡易宿所)】
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お申込方法
1
下記お申込フォームより、必要事項を記入してお申込してください。
2
ご登録完了後、お申込完了通知メールが届きます。
メールに記載された答案プラン例用URLをクリックし、答案プラン例をダウンロード!
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10月上旬に「2024年(令和6年)2級建築士設計製図本試験 参考解答例(一式図)」を発送します!
ポイント説明会(参加無料)のご案内
本年度本試験課題を徹底検証します。課題のポイント・プランニングの検討・減点箇所など気になる不安を解説します。
実施日 | 9月18日(水) 19:00~ ※各校により実施日が異なる場合があります。 |
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場所 | 日建学院 直営校 全国学校案内 |
費用 | 無料 |
お申込み | 各校によって開催日時・時間が違う場合がございますので、日建学院 直営校にお問い合わせいただきお申込みしてください。 |
内容 | ●試験課題のポイント ●プランニングの検討 ●課題から考えられる減点箇所 ●受講生の解答状況 ●答案例について |
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トータルプランチェックは随時受付しております。無料添削を希望される方は、お近くの日建学院 直営校にお問い合わせください。
STEP1
エスキスプランを記入
STEP2
説明会に参加される方 → 当日にご持参ください。
説明会に参加できない方 → 地域担当の日建学院スタッフにお渡しください。
STEP3
あなたのプランをトータル採点チェック
STEP4
説明会に参加される方 → 添削後、エスキス用紙を返却いたします。
説明会に参加できない方 → 日建学院より返却の連絡をいたします。
設計製図試験 課題検証
令和6年 二級建築士試験
「設計製図の試験」の課題
観光客向けのゲストハウス
(簡易宿所)
〔鉄筋コンクリート造〕
課題検証
今年度の課題「観光客向け」「ゲストハウス(簡易宿所)」「鉄筋コンクリート造」のキーワードから出題が予想される、アプローチ計画、各要求室の配置・動線計画、外構計画、構造計画(断面図・部分詳細図)等について対策をしてきました。受験生の皆さんは、課題文を正確に読み取り、課題の意図を把握し、プランニングを進め、図面を描き上げることができたでしょうか。
設計条件
観光名所の近隣に建つ観光客向けのゲストハウス(簡易宿所)を計画
- ①喫茶スペースは、地域の観光情報提供、観光客・近隣住民の交流のためのイベント・打ち合せ等を行う交流スペースとしても使用
- ②長期に滞在する観光客の利用に配慮したゲストハウスとし、宿泊客同士が積極的に交流できる談話コーナーを設ける。
- ③災害発生時に、緊急車両の駐車、地域の支援(一次的な情報・物資等の支援)等を行うことができるように、屋外広場を道路に隣接して設け、南側の公園と一体的に活用
敷地条件
- ・東側道路:幅員10m(歩道2m+車道6m+2m)
- ・敷地形状: 18m(東西方向)×20m(南北方向)
- ・南側:防火上有効な公園
構造、階数、建築物の高さ等
- ・鉄筋コンクリート造2階建て
- ・建築物の最高の高さは10m以下、かつ、軒の高さは9m以下
- ・建築物の外壁面及び柱面は、隣地境界線から500mm以上
延べ面積等
「250m2以上、300m2以下」
人員構成等
・管理人2名、喫茶スペースの従業員2名
要求室等
[1階]
- エントランスホール・
観光案内所 -
⇒上下足の履き替えはしない
本棚、モニター - 管理人室
- ⇒エントランスホール・観光案内所に隣接
受付カウンター、2名分の事務机及びロッカー - 喫茶スペース
- ⇒屋外広場と直接行き来できる出入口
エントランスホール・観光案内所と一体として計画可
カウンター席(4席以上)、テーブル席(12席以上)、プロジェクター用スクリーン
軽食を提供できる程度の厨房、災害時にも利用
レジカウンター - 通用口
- ⇒喫茶スペースの従業員が使用
- 倉庫(A)
- ⇒厨房に近接
- 更衣室
- ⇒喫茶スペース用、2名分以上のロッカー
- 多目的室
- ⇒テーブル、椅子(8席以上)
- 便所(A)
- ⇒男女別
- 多機能便所
- ⇒心々2,000mm×2,000mm以上
- 非常用電源室
- ⇒蓄電池(1,300mm×1,000mm)
蓄電池の搬入・搬出に配慮 - 倉庫(B)
- ⇒10m2以上
棚
[2階(専用部分)]
- 客室(2人用)
- ⇒3室(各15m2以上)
2名分のベッド、机、椅子及びバルコニー - 客室(1人用)
- ⇒2室(各7.5m2以上)
1名分のベッド、机、椅子及びバルコニー
[2階(共用部分)]
- 談話コーナー
- ⇒テーブル、椅子(8席以上)
- ミニキッチン
- ⇒談話コーナーに隣接
- 談話コーナー
- ⇒テーブル、椅子(8席以上)
- 洗面室
- ⇒洗面器(4台以上)
- シャワールーム・脱衣室
- ⇒2室
下足箱 - 洗濯室
- ⇒洗濯乾燥機2台以上
洗面室と一体として計画可 - 便所(B)
- ⇒2室
- リネン室
- -
- 注1:各要求室においては、床面積・広さの指定がない場合、床面積は適宜
- 注2:外壁の開口部で延焼のおそれのある部分には所定の防火設備
階段、エレベーター及びスロープ
- 屋内階段
- ⇒1箇所
- エレベーター
- ⇒1基
エレベーターシャフト:
心々1,500mm×1,500mm以上
出入口の内法:800mm以上 - 屋外スロープ
- ⇒敷地内の通路に高低差が生じる場合、勾配1/15以下
外構
- 屋外広場
- ⇒喫茶スペースに直接行き来
緊急車両を駐車できるスペース:6,000mm×3,000mm以上 - 客室のバルコニー
- 直接道路に面していない場合、バルコニー前面に有効幅員1.5m以上の空地及び避難経路
- 駐車スペース
- ⇒1台分(搬入用)
- 駐輪スペース
- ⇒12台分(利用者用及び従業員用)
- 塀・植栽等
- -
総評
近年の鉄筋コンクリート造の試験課題は3階建ての出題が続いていましたが、今年度の試験課題は2階建ての要求でした。
過去の3階建ての課題は併用住宅であること、また、過去の住宅以外の施設の課題では2階建てで出題されていることから、今年度の設計課題「観光客向けゲストハウス(鉄筋コンクリート造)」から2階建ても十分考えられると想定し、2階建ての課題を多く実施してきました。
2階建ての課題
- ・早期対策課題2、演習課題1、演習課題3、模擬試験、特訓課題1、特訓課題3、特訓模擬試験、直前対策課題1、全14課題中8課題
また、設計条件にある
- ・観光客・近隣住民の交流のためのスペース
- ・宿泊者同士が積極的に交流できる談話コーナー
等についても多くの課題で対応していました。
その他、防火上有効な公園についても、特訓課題4で対応していました。
全体としては、要求室の数や特記事項による指定が多く、平面計画は少し難しい課題でしたが、問題文を正確に読み取り、課題や講義で学習した内容で、十分対応できる試験でした。
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