1級土木施工管理技士 二次検定 解答試案・総評
二次検定 解答試案プレゼント!
無料ご希望の方全員に
もれなく差し上げます!
日建学院では、ご希望の方に2025年度1級土木施工管理技士二次検定の「日建学院オリジナル解答試案※」を差し上げています。
※画像は、過年度のものになります。
※解答試案について
解答試案は当学院が独自に行うものであり、試験実施機関である一般財団法人 全国建設研修センターとは一切関係がありません。
総評
二次検定の出題総数は11問、昨年と同じく問題1~3は必須解答、選択問題(1)と選択問題(2)は各々4問の中から2問選択解答という形式で出題されました。
出題形式
問 | 令和7年度 | 令和6年度 |
---|---|---|
問題1 | 必須問題 | 必須問題 |
問題2 | ||
問題3 | ||
問題4 | 選択問題(1) (2問選択解答) |
選択問題(1) (2問選択解答) |
問題5 | ||
問題6 | ||
問題7 | ||
問題8 | 選択問題(2) (2問選択解答) |
選択問題(2) (2問選択解答) |
問題9 | ||
問題10 | ||
問題11 |
■必須問題
【問題1】は経験記述問題ですが、今回の記述テーマは「品質管理」と「環境対策」でした。品質管理では「現場状況、技術的課題、検討項目」を8行、「対応処置とその評価」を8行、環境対策では「技術的課題、検討項目」を8行、「対応処置とその評価」を8行で解答することが求められました。現場状況の説明は、環境対策では要求されていませんでしたので、ここは重複して記述しないよう注意を払う必要がありました。
1級土木二次検定の経験記述テーマとして「環境対策」が出題されたのは今回が初めてでしたが、周辺環境対策(騒音・振動、水質汚濁、土壌汚染等)""自然環境対策(動植物等の生態系保全)""建設副産物等対策(発生抑制・分別解体、再使用、再資源化、適正処理、再利用、CO2排出量削減等)"と、問題文に具体的な記述例が示されていましたので、自身の経験から記述しやすい題材を選択すれば十分対応可能だったと判断します。
【問題2】では"建設物・機械等の設置届"に関して穴埋め問題が出題されました。工事着手にあたり建設物・機械等の設置届はよく行う行為ですが、ここだけをひとまとめにした出題は初めてで、多くの受検者が意表を突かれたのではないでしょうか。解答案は次のとおりですが、なかでも(イ)は新規出題で難しかったと思います。
(イ)10(m)(ロ)構造(ハ)組立図(ニ)3.5(m)(ホ)通路
【問題3】は、"事業者が行わなければならない墜落等危険防止措置"を2つ書き出す問題でした。本問は二次検定の定番問題ですから、確実に得点しておきたいところです。
■選択問題(1)
昨年同様、すべて語句穴埋め問題として出題されました。全体的に難易度はやや高めと判断します。
【問題4】は"軟弱地盤における盛土施工留意点"に関する出題でしたが、特に(ホ)は難問でした。
【問題5】は"鉄筋の加工・組立に関する品質管理と検査"についての出題でしたが、(イ)はかなり難問でした。正解できた受検者は極少数と思われます。
【問題6】は"地下埋設物近接施工にあたり現場で実施する具体的対策"に関する出題でした。基本的な出題内容でしたので3問以上は正解したいところです。
【問題7】は"施工計画作成時の留意事項"に関する出題でした。どれも見覚えがあり易しそうに感じますが、空欄に当てはまりそうな語句がたくさんあるため、正確な知識が問われる内容でした。
【問題4】(イ)横断(ロ)浸透(ハ)側方(ニ)腹付け(ホ)動態観測
【問題5】(イ)BIM/CIM(ロ)熱(ハ)かぶり(ニ)防錆(ホ)超音波
【問題6】(イ)台帳(ロ)試掘(ハ)表示板(ニ)立会(ホ)防護
【問題7】(イ)調査(ロ)協議(ハ)制約(ニ)第三者(ホ)指揮命令
■選択問題(2)
すべて文章で答える記述式問題として出題されました。
【問題8】は"コンクリートの打継目"にあたり、①打継目の位置を決める際の留意点、②水平打継目の処理の留意点について、各々1つずつの解答が求められました。本問は二次検定の定番問題ですから、確実に得点しておきたいところです。
【問題9】は"TS・GNSSを用いた盛土の締固め管理"について、①試験施工、②盛土の材料の品質、③材料のまき出し、④締固めから2つ選び、実施事項を各々記述解答することが求められました。
一次検定では出題頻度の高い内容ですが、二次検定の記述問題としての出題はR5年度に類似が1題あるだけで、穴埋め問題の過去問もピンポイントの出題はありませんでしたので、過去問ベースの学習では対応が難しい部分がありました。
ただし、情報化施工の実務経験者にとっては解答しやすい内容と思います。
【問題10】は"車両系建設機械による掘削積込み作業中の労働災害防止対策"について、事業者が実施すべき事項5つの記述が求められました。
同様の図を使った過去問が複数回出題されていますが、過去問で求められた記述数は2つでしたので、十分学習対策していても5つすべて書き出すことはなかなか難しいと思います。
【問題11】は"プレキャストL型擁壁の設置"について、施工手順表のブランク①~③より2つを選び、該当する工種名と施工上の留意事項を記述解答することが求められました。本問の図はH26年度に出題されたものですが、今回は過去問と異なる事項について解答を求めており、似て非なる問題となっていました。ただし、造成現場等ではよくある施工事例ですから、実務経験豊富な受検者にとっては案外解きやすい問題だったかもしれません。
(解答試案については上記、申込みフォーム又は最寄りの日建学院各校までお問い合わせください)。
合格発表日は、令和8年1月9日(金)です。令和6年度の二次検定全国合格率は41.2%でした。
受検者の皆様が,この価値ある国家資格に合格されることを心からお祈りいたします。
二次検定 対策講座
二次
概要 | |
---|---|
学習経験者・一次検定免除者対象
二次パーフェクト本科コース |
3STEP+映像講義と教室専任講師による 直接指導・個別面談で難関試験を突破!講師による対面指導の「経験記述対策」と、映像講義による「記述式問題対策」「重要問題解説」で合格を目指します。 |
初学者・学習経験者対象
二次本科コース |
記述式問題対策と重要問題解説の「2段階学習」で難関試験突破を目指す!記述式問題対策講座と重要問題解説講座の「2段階学習」で、難関試験に対応できる技量と知識を身に付けます。 |
初学者・学習経験者対象
二次本科Webコース |
記述式問題対策と重要問題解説の「2段階学習」で難関試験突破を目指す!記述式問題対策講座と重要問題解説講座の「2段階学習」で、難関試験に対応できる技量と知識を繰り返し学習できるWebで身に付けます。 |
初学者・学習経験者対象
二次直前コース |
短期間の効率学習で、二次検定合格を目指す!過去の本試験問題を徹底分析。重要ポイントを整理し試験のツボを押さえます。 |
※各校によって日程や通学日が異なりますので、詳細は日建学院各校へお問合せください。
監理技術者資格者証の取得・
更新予定の皆様へ
監理技術者講習
日程 | こちらのページでご確認ください。 株式会社日建学院 |
---|---|
講習内容 | 専用スタジオで収録した、イラストや図を多用した講義により解り易く解説。最新の技術や異なる分野の技術動向など、映像講義ならではの充実した講習内容。 |
受講料 | 9,000円(インターネットからの申込みの場合) 9,500円(郵送で申込みの場合) ※いずれも消費税、テキスト代等を全て含みます |
対象者 | 工事現場毎に専任が必要な監理技術者の方(5年毎に受講) |
お気軽にご相談ください
日建学院コールセンター
0120-243-229
受付時間 10:00~17:00
(土日・祝日・年末年始を除く)