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週刊濱崎塾(毎週月曜日更新)

今週のアドバイス(2019.04.08)

トラスを解けるようにしよう!

トラスとはどのような構造なのかというと、部材の接合が滑節点(ピン)となっており、各構面(部材によって囲まれた面)が三角形で構成された骨組みのことをいうよ。
荷重や反力といった外力に対して、部材に生じる力はすべて軸方向力のみとなり、せん断力や曲げモーメントは発生しないよ。また、各節点に集まる力はすべてつりあっているので、このことを上手く利用して問題を解いていくことになる。
トラスの問題の解法としては、次の2つの方法があるよ。

トラス

①節点法…節点に働く力のつり合いを考えて求める方法。

  • ・未知数が2つ以下の支点・節点から順番に示力図を描き始めることがポイント。
  • ・本試験では、複数の部材の応力を求めるときに使用することが多くなる。

節点法

②切断法…トラス全体を2つに切断して、片方だけのトラスに働く力のつり合いを考えて求める方法。

  • ・特定の部材の軸方向力を一発で求められるという特徴がある。
  • ・切断する位置としては、求める部材を含んで切断すること。
  • ・未知の応力が3つ以下となるように切断する等がポイント。
  • ・本試験では、大型トラスの中央の1本の応力を求めるときに使用するよ。

切断法

以上のようなそれぞれの方法の特徴を理解して問題にあたれば、トラスの問題は決して難しくないよ。本試験では、必ず1問は出題され、解き方のパターンも決まっているので絶対にとりこぼしてはいけない問題だね。基本となる手順をよく理解し、練習を繰り返すことによって自分のものにしていこう!

解法の種別

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