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今週のアドバイス(2018.12.17)
建築法規の出題傾向とは!
日本は地震が大変多い国であり、それと同時に台風の常襲コースにもあたっている。さらに木造建築物が密集する地域が多いことも重なって、過去に建築物の倒壊や火災などの大きな災害がいくたびも発生してきたことは、容易に想像できるよね。
このため、日本の建築物は、地震、台風、火災に対して安全であることが特に求められ、これに加えて建築物を利用する人々の健康を守り、日照、交通、公害などの周辺に与える環境面の調和などを含めて、建築基準法では、敷地、構造、設備ならびに用途について、建築物がそなえなければならない最低限の基準を定めているんだよ。
実務においては、建築等の工事着手前に、建築主事や指定確認検査機関の確認を受け、確認済証の交付を受ける必要があって、確認申請書には、計画する建築物の全容が記載されることになるけどそれを抜粋すると、次のような内容になるんだ。
「地域・区域」・「道路幅員」・「敷地面積」・「建ぺい率、容積率」・「工事種別…新築・増築・改築・移転」・「各種面積」・「建築物の高さ」・「階数」・「構造」・「柱の小径」など
どうだろう!確認申請書式の内容そのものが、法規本試験の項目に該当しているということが判るよね。すなわち、法規を学習するということは、確認申請書式を作成するための知識を養うということなんだ。
みんなの目的は建築士の資格を取得することだけど、その学習で得た知識は建築士受験だけのものではなく、必ずその後の実務に生かせる内容となってるんだ。ときには建築士受験にとらわれず、違った視点で学習に取り組むと、苦手な科目もスムーズに学習出来るかもしれないね。