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週刊濱崎塾(毎週月曜日更新)
今週のアドバイス(2019.02.04)
建築士を目指すのであれば!
みなさんはどんな夢や目標を持っているかな?
自分で住宅のデザインをしてみたい!
リフォームの仕事をしてみたい!
給料を上げてもらいたい!
将来、事務所を開いて独立したい!
きっと、大きな夢を持っている方もいるのではないかな。
資格を取ればいろいろな可能性も広がるのが実際のところ。目標はしっかりと心に持っておこう。
そしてもう一つ、心に留めておいてほしいもの、それは建築士として担う責任のこと。
近頃、耐震偽装問題や基礎杭データ改ざんなど、建築業界を大きく揺るがす残念な話題が目立ってしまっているよね。こういうときだからこそ、みなさんも「建築士」の担う責任の大きさを再度、認識しておこう。
建築基準法第1条では、「建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めて、国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もって公共の福祉の増進に資する」。
建築技術者の資格を定めた建築士法第1条では、「建築物の設計、工事監理等を行う技術者の適性をはかり、もって建築物の質の向上に寄与させる」。
この2つの法律のように、建築士は、デザインのいい建築物を作ること、コストの安い建築物、欠陥のない建築物を作ることだけが目的ではないんだ。建築行為を通じて、人間の生命、財産を守るとともに、健康的な住生活を支える建築物を創造することも建築士としての大きな役割、責任なんだよ。
このように、社会的にも大きな責任を担う建築士は、やはり試験も簡単というわけではないんだ。これから試験まで勉強時間という大きな犠牲を払わなければいけないし、試験までに覚えることもいっぱい。試験までの時間は、長いようであっという間に過ぎて行ってしまう。それを乗り越えて手にした建築士の資格は、きっとみなさんの目標を支えてくれる、強い味方になってくれるだろう。強い決意をもって試験対策に臨み、合格をつかんでいこう!