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今週のアドバイス(2019.06.17)
構造と施工の「本試験」について
前回の計画・法規に続き、今回は構造と施工について、ズバリ学習しておいた方がよい分野を紹介するよ。
まずは「構造」から。「構造力学」は例年6問出題されるけど、今年は…。
・「スリーヒンジラーメン」の解法を整理しよう!昨年出題されていないので、今年は出題される可能性が高いぞ!要注意だ!
・「静定トラスの応力」では「切断法」が出題される可能性が高い。特に「∑Y=0」の解法をマスターすること。
・「弾性座屈荷重」では、右図下図の「lとIの組合せで弾性座屈荷重の最も大きくなるもの」の出題される可能性が高いぞ!
「一般構造」では、
- ・「補強コンクリートブロック造」は、今年は出題される可能性が高い。過去問題から内容を把握しよう!
- ・「鉄筋コンクリート構造」では、「つり合い鉄筋比」の出題率が高い。内容を整理しよう!
- ・「鉄骨構造」では、「幅厚比」と「細長比」の周辺情報を整理しておこう。
「建築材料」では、
- ・「木材・木質系材料」では、「木材の方向別の乾燥収縮率」を整理しておこう!
- ・「セメント・コンクリート」では、「水・セメント比」の周辺情報の整理が重要だ。
続いて「施工」について。
- ・今年は「ネットワーク工程表」の出題率が高い。過去問から出題傾向を整理しておこう。
- ・「材料管理」は、昨年出題されていないので、今年は出題される可能性が高い。誤りの枝が繰返し出題されているから、過去問題は必ず把握しよう!
- ・「工事現場の安全確保」は「数値」を問う出題が多い。過去問題の数値はおさえておこう!
- ・「躯体工事(RC・鉄骨・木工事等)」は、弱点部分である「接合部」の規定がよく出題されるぞ。数値で規定されているので、過去問題を必ず把握すること。
- ・「仕上工事(防水・塗装・左官・タイル工事等)」は、竣工後の不具合(剥がれ、剥落、亀裂など)が起きないように、「接着」についてよく出題される。他には、「施工手順」・「配合」・「接着剤の種類」・「塗り厚」・「相性(下地と塗装)」などを把握すること。
施工はとにかく「数値」に関する問題が多く出題されるので、誤った数値を見抜けるかどうかがポイントになるぞ!
これらはあくまでも目安だけど、過去の本試験傾向に基づき、出題される可能性が高い問題に焦点をしぼったアドバイスになっている。是非、参考にしてみてくれ!
ついに2級建築士設計製図課題が発表されたね。今年度の設計課題は、「夫婦で営む建築設計事務所を併設した住宅(木造2階建て)」だ。その考察については、次回アドバイスしよう。
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