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週刊濱崎塾(毎週月曜日更新)

今週のアドバイス(2019.07.01)

学科本試験当日について!

今回は、本試験の本番で、実力を発揮するためのアドバイスをまとめてみたよ。

建築士試験には「学科試験」と「製図試験」があるけれど、どちらも年に1度しかなく、一発勝負の試験だね。

積み重ねてきた学習を本試験に発揮しなければならないプレッシャーも大きい。だからこそ、プレッシャーに負けない実力を身に付けていくのが秘訣だよ。

ポイント1:時間配分に慣れること

計画と法規は午前の試験で合わせて3時間。ここでは時間配分が落とし穴になるぞ。

  • ・「計画が思いのほか難しく時間が掛かってしまい、法規に十分時間を掛けられなかった。」
  • ・「時間に焦って結果的に計画も法規も実力を発揮できず、どちらも厳しい結果となってしまった。」

という受験生が多く、特に計画の問題で難易度が高く、パニックになってしまい、実力を発揮できなかったという声が多い。
本試験当日では、【解らない問題は割り切って次に進むという決断力も必要!】
試験当日は改めて、この言葉を思い出してほしい。

ポイント2:解る問題から解き進もう

計画と法規が合わせて50問で3時間。

  • ・「計画を早く終わらせれば、法規は少し余裕がある?」

と考えがち。でもその考えは大きな間違いだぞ。法規は法令集を引く作業があるから、時間がかかり、余裕などないが正解だ!
そんな法規を攻略するには、【いかに法令集を引く時間を短縮できるか!】
そのためには、問題文を見ただけで正誤が判定できるものは、法令集を見ないで解く練習をして、法令集を引く必要のある問題をできるだけ少なくしていこう。そして、どうしても確認が必要な問題だけ、法令集を活用するように、普段から心がけていこう。

ポイント3:自分の実力を信じること

構造と施工は午後の試験で時間は3時間。実は多くの受験生は、午前の2科目と違って時間が余るという声が多い。問題を解き終わったら退出できるけど、最後まで残らないと試験問題を持ち帰れないので、終了時間まで残る人が大半だ。
試験中の余った時間は、解答を見直し、そこから怪しいと思った問題について時間を掛けて見直していく、ということも多いはず。実はここでも落とし穴がある。ここで解答番号を変えたとき、最初に導き出した解答番号が正解であることがほとんどなんだ。もちろん、必ずしもそうではないけれど、最初のインスピレーションで解答した方が正しい解答番号であったというのが、データの数値でも示されているんだよ。
自分の実力を信じて、【緊張感のある中で導き出した最初の解答番号を信じることも大切!】
忘れないでおいてほしい。

有資格者となるために、知識はもちろんのこと、決断力や対応力も要求されるけれど、これは仕事でも予期せぬハプニングや失敗がつきものだからなんだ。そんな想定外の事態を冷静に対処する決断力・対応力を、受験勉強を通して養っているんだよ。実は本試験もそういった力を「試験問題」を通して、判断しているのかもしれないね。

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