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週刊濱崎塾(毎週月曜日更新)

今週のアドバイス(2019.09.17)

設計製図試験に向けて!

2019年 設計製図試験について!

令和元年の2級建築士設計製図試験、本当にお疲れ様でした!

プランがまとまった人、まとまらなかった人、作図が含めて時間内に完成した人、しなかった人、と様々かと思うけど、試験の印象はどうだったかな?

難しい印象を持った人が多かったと思う。その原因は、近年の傾向である敷地条件の厳しさだった。今年度の試験では、既存樹木の位置がネックだったね。さらに多くの屋外施設の要求がされたので、屋外においては、建物の配置計画を工夫しないとまとまらず、屋内においては、多くの要求室があり、どこかを無理しないとプランがまとまらない難しさがあったと思う。

近年の2級建築士設計製図試験は、どこか無理をしてでもプランをまとめきる決断力と、作図力が要求されている。

さて今年度の試験では、下記の事項に対応していれば合格に近付くと思われる。

  • ●既存樹木を避けて建物・駐車・駐輪スペースを計画したか?
    ※平面図では見えてこない軒の出も注意が必要。
  • ●設計事務所と住宅を分離して計画し、屋内の1階部分で行き来できるようにしたか?
  • ●居間(A)と屋外テラスを隣接して計画したか?
  • ●応接室及び多機能便所は車椅子使用者対応としているか?
  • ●階段の寸法は適正か?(蹴上げ:180㎜以下、踏面:225㎜以上)
  • ●バルコニーは計画したか?(各種図面との整合性も注意が必要)
  • ●家事室の適正な計画(夫婦が働きながら家事をしやすい計画)
    ※台所や事務室と近接関係、洗面脱衣室と隣接関係に配慮できたか?

全ての要求図面を描き上げたことが前提となるが、これは、プラン上対応していなかった場合、減点対象になるものだよ。
今年度の試験は、難しかったと思う。ただし、採点は相対評価なので、減点の範囲も受験者全体の状況から変わってくる。結果は、12月。ここまでの健闘を称え、ゆっくり休んで結果を待とう。
祈合格!

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