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今週のアドバイス(2019.10.15)
建築基準法の読み方について②
法規の問題は、条文から○か×かを、判定しなければならない。
今回は、解答を判断する大切な「接続詞」の読み取りポイントを解説していく。
この接続詞を読み間違えると、本試験で解答を誤ってしまう危険があるので、要注意だ!
まず、「及び」「並びに」。
これは、英語のANDと同じく「A and B」に当てはまる。
図―①
「及び」は、2個をつなぐときに使用。
図―②
「並びに」は、接続に段階があるときに、大きな接続に使用。小さな接続には「及び」を使用。
次に、「又は」「若しくは」。
これは、英語のORと同じく「A or B」に当てはまる。
図―③
・「又は」は、どちらか1つを選択するときに使用。
図―④
・「若しくは」は、接続に段階があるとき、小さな選択に使用。大きな選択には「又は」を使用。
次に、「かつ」、
これは、英語のALSOと同じく「A also B」に当てはまる。
「かつ」は、2つ以上の条件が同時に満足する必要があるときに使用。
例)「現場に入る場合は、作業服を着て、安全ベルトを着用し、かつ、ヘルメットをかぶって下さい。」という注意書きがあった場合、
これは、「作業服、安全ベルト、ヘルメットの全てを着用する。」ということ。
最後に、「ただし」。
「ただし」は、それより前に述べた原則に対して、除かれるものがあるときに使用。
例)「公園内でボール遊びをしてはいけない。ただし、バレーボールはこの限りではない。」という注意書きがあった場合、
これは、「ボール遊びのうち、バレーボールはできる。」ということ。
日常では意識して使用しない言葉かもしれないが、条文の読み取りは、重要な鍵となる。これらのポイントを頭の片隅に入れておこう。