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週刊濱崎塾(毎週月曜日更新)
今週のアドバイス(2019.12.02)
誤り問題を見抜け!(計画1回)
学科試験は、五枝択一のため、誤りの問題を見抜かなければならない。今回から科目ごとに代表的な問題で、正しい枝と誤りの枝を提示するので、どちらが誤りなのか、また、誤りの箇所がどこなのかを見抜いてくれ!
今週は計画の原論からだ!
- ①ヒートアイランド現象は、都市における人間活動による大量の熱の放出や、緑地や水面の減少により、都心の気温が郊外の気温よりも高くなる現象である。
- ②大気中の二酸化炭素濃度の上昇は、地球規模の気温上昇を招くとともに、ヒートアイランド現象の主たる原因となる。
ヒートアイランド現象に関する代表的な問題だよ。ニュースでも取り上げられることが多いよね。さて、①と②でどちらかが誤りだ。そして、なぜ誤りなのか解るかな?
ヒートアイランド現象とは、都市化が進行したことによって、都心の気温が郊外の気温よりも高くなる現象なんだ。ということで、二酸化炭素濃度の上昇による地球温暖化が主な原因ではないよ。ヒートアイランド現象は、次のような要因により生じるとされているので、覚えておこう!
- ①建築物や自動車などからの排熱が増加したこと。
- ②コンクリートの建築物やアスファルト舗装された道路など、熱容量の大きな材料が増え、地表付近の蓄熱量が大きくなったこと。
- ③緑地や水面が減少して、水分の蒸発による冷却効果が低下したこと。
ということで、誤りなのは②ということだ。誤っている箇所は、二酸化炭素が原因ではないということ。二酸化炭素は、地球温暖化をもたらす温室効果ガスの一つだよ。
計画は、用語!とその意味!(関連性)をなるべく短い単語で覚えるんだ。「ヒートアイランド⇔都市⇔気温上昇」のようにね。関連しない用語が誤りの枝と見抜けるようになれば完璧だ。