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週刊濱崎塾(毎週月曜日更新)
今週のアドバイス(2020.03.09)
誤り問題を見抜け!(施工3回)
「誤り問題を見抜け!」施工の第3回だ。
前回質問コーナーの高力ボルトの孔あけ加工に関連する問題を紹介しよう!誤りを見抜いてくれ。
- ①鉄骨の高力ボルト用孔の孔あけ加工において、板厚が12mmであったので、せん断孔あけとし、切断面のバリを除去するためにグラインダを使用した。
- ②高力ボルト用の孔あけ加工は、ドリルあけとし、接合面をブラスト処理する前に行った。
解説は、以下のように前回の質問と同じになる。
「高力ボルト用孔の孔あけ加工はドリルあけとする。また、接合面をブラスト処理する場合は、ブラスト前に孔あけ加工する。なお、ボルト、アンカーボルト、鉄筋貫通孔はドリルあけを原則とするが、板厚が13mm以下のときは、せん断孔あけとすることができる。切断面にばりなどが生じた場合は、グラインダなどにより修正する。」
ということで、「①」が誤りだね。12㎜に引っ掛かって、正しいと判断してしまう受験生が多いぞ。高力ボルトは、板厚に関係なくドリルあけだ。覚えておこう!
このように出題者側もわざと誤りやすいところを出題してくるぞ。要注意、要注意!