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週刊濱崎塾(毎週月曜日更新)
今週のアドバイス(2020.04.20)
誤り問題を見抜け!(計画5回)
「誤り問題を見抜け!」計画の第5回だ。
前回質問コーナーで紹介した「排水槽」についての、出題実績を紹介しよう!誤りを見抜いてくれ。
- ①地下ピット等を利用して汚水や雑排水を貯留する排水槽を設置する場合には、清掃等のメンテナンス時に汚物で足を滑らせる危険のないように、底面は傾きなく水平に仕上げなければならない。
- ②汚水や雑排水を貯留する排水槽の底部には吸込みピットを設け、その槽の底部はピットに向かって下がり勾配とする。
「排水槽底部の傾き」の問題だね。本質を理解していないと、本試験で迷うぞ!
①が誤りだ。そして、以下がその解説だぞ。熟読してくれ!
敷地排水管より低位にある汚水や雑排水は、地下ピット等を利用した排水槽にいったん貯留し、排水ポンプ等によって速やかに排水する。排水槽の底部には、吸込みピット(釜場)を設け、その中に排水ポンプ等を設ける。排水槽の底部は、吸込みピットに向かって1/15以上1/10以下の下がり勾配とし、排水・汚泥の排出及び清掃が容易かつ安全に行える構造とする。また、必要に応じ滑り止め等の適切な処置を講じる。
以上、排水槽の問題は、1級・2級どちらでも出題されているぞ。
問題も重要だが、その解説はもっと重要だ。周辺情報として数値(勾配)まで把握してしまおう!