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週刊濱崎塾(毎週月曜日更新)
今週のアドバイス(2020.05.18)
誤り問題を見抜け!(施工5回)
「誤り問題を見抜け!」施工の第5回だ。
前回質問コーナーで紹介した「木表・木裏」についての、出題実績を紹介しよう!誤りを見抜いてくれ。
- ①床板は、木表を上にして取り付けた。
- ②鴨居は、木裏に溝を付けて使用した。
まず、「鴨居・敷居」を理解していないと解けないぞ。そして、前回の質問コーナーで解説したように、木はどちら側に反る性質があるのか…。
②が誤りだ。そして、以下がその解説だぞ。熟読してくれ!
木表は、樹皮側をいい、外観がよく、さか目が起きないので、化粧面に用いる。したがって、一般に、床材は、木表を上にして取り付ける。また、敷居、鴨居の溝じゃくりを行う場合は、木表に溝を付ける。敷居、鴨居は、乾燥すると木裏が凸になる傾向があり、溝じゃくりを木裏に設けると建具の開閉が固くなる。JASS 11。
これらの問題は、構造でも出題されるぞ。科目をまたがり把握することで相乗効果が得られる。しっかり把握しよう!