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週刊濱崎塾(毎週月曜日更新)
今週のアドバイス(2020.09.07)
設計製図試験に向けて!最後のアドバイス!
今回は、設計製図試験に向けて最後のアドバイスをするぞ!
「本試験問題は、クライアント(建築主:試験元)の要望が記載されている。」これは、アドバイスで繰り返し言ってきたね。提出する図面は、プレゼンになるんだ。合格するためには、クライアント(建築主:試験元)が満足するプレゼンをすること。これを肝に銘じてほしい。
その要望に対して、みんなは、できるだけ忠実に設計しなければならないけど、その自分で描いたプランを、最終的に要望通りかどうかチェックするのは、自分自身だぞ。つまり自己チェック能力も必要ということ。客観的な視点を持つことを忘れないでほしい。
試験当日、次のことを頭の中で想像しながら実践してくれ。
「自分の計画した建築物を、自分自身が利用してみる」
イメージして自分が使いづらいと感じた建築物は、クライアントも使いづらいからね。
特に以下の項目に注意すること。
- ●建物配置は南側以外に。できるだけ南側は空けること。
- ●高齢者室などの住まい(居間・夫婦寝室)は、南側配置。
- ●居室は整形(正方形や長方形のような矩形)で計画すること。
この通りに計画すれば、住みやすい建築物となるのはイメージできると思う。これらは簡単なアドバイスに見えるけど、いずれも逸脱すると大減点以上となる。注意しよう。
また、近年では、どこか無理をしなければ収まらない場合もあるぞ。
例えば、「駐車スペースが入らない」なんて時は、パニックにならず、そのまま計画を進めること。ちょっとくらい寸法が足りなくても「小型自動車の駐車スペースが確保できていればよい」と心の中で決め、一番大切なことは建築物の計画を修正することなく進めること。それが最も重要なんだ。それくらい大胆な気持ちを持っておかなければ本番で力を発揮できないからね。
設計製図試験を直前にひかえて、誰もが「1年に1回の試験を失敗したくない」、「冷静にできるだろうか」などと考えていると思うけど、ここまで来たからには自分のやってきたことに自信を持って本番に臨んでほしい。
あと少しだ。自分の力を信じて乗り切ろう!