濱崎先生が強力サポート!「濱崎塾」
週刊濱崎塾(毎週月曜日更新)
今週のアドバイス(2020.11.30)
「誤り問題を見抜け!」計画だ。(計画6回)
今回は、前回の質問で取り上げた遮音と吸音から出題するぞ。遮音の定義をきちんと理解できているかな。過去に、以下のような誤りの問題が出題されたことがある。どこが誤りかを見抜いてくれ。
吸音率が大きい材料は、単体で遮音材料として用いられる。
前回の質問コーナーを見ればわかるはずだ。
解説は次のようになる。
音が壁体に入射された時、その入射音のエネルギーに対する吸収された音のエネルギー(反射音以外のもの、吸音と透過音)の比を吸音率いうが、この吸音率が大きい材料は、遮音性が良いとは限らないよね。
材料単体の場合、吸音率が大きい材料(グラスウール、ロックウールなど)は、透過音が大きいから、遮音効果はあまり期待できない。だから遮音材料には不適当だね。
試験では、遮音と吸音、透過損失と合わせて出題されるから、しっかり区別して覚えておこう!