濱崎先生が強力サポート!「濱崎塾」
週刊濱崎塾(毎週月曜日更新)
今週のアドバイス(2021.02.15)
誤り問題を見抜け!(法規6回)
先々週の法規の質問(構造強度)から下記問題を選択してみたぞ!誤りの問題を見抜いてくれ。
2021年2月1日の法規の質問はこちら↓
目指せ!建築士「濱崎塾」|カリスマ講師の学習アドバイス|日建学院 (ksknet.co.jp)
以下、正しい枝と誤りの枝を提示する。どちらが誤りなのか、また、誤りの箇所がどこなのか、解るかな?
法規 構造強度(積載荷重)からの出題だ!
- ①集会場の集会室における床の積載荷重は、建築物の実況によらないで、柱の垂直荷重による圧縮力を計算する場合、そのささえる床の数に応じて減らすことができる。
- ②映画館の客席における床の積載荷重は、建築物の実況によらないで、柱の垂直荷重による圧縮力を計算する場合、そのささえる床の数に応じて減らすことができない。
解説は、以下のようになる。
令85条2項。柱又は基礎の垂直荷重による圧縮力を計算する場合、そのささえる床の数に応じて、所定の数値を乗じた数値まで減らすことができる。ただし、同条1項表(5)の室(集会場等の集会室・映画館等の客席)の床の積載荷重については、この限りでない。
原則は、ささえる床の数によって積載荷重を減らすことができるけれど、ただし書きの集会場の集会室や映画館の客席には緩和規定はなく、積載荷重を減らすことはできないんだ。
ということで、「①」が誤りだね。
集会場や映画館などの不特定多数の人が集まる建築物では、緩和規定がないんだね。積載荷重の問題は「室の種類」が解法の鍵となるんだ!要チェックだぞ!覚えておこう!