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2021年 1級建築士の設計製図試験について!
今週のアドバイス(2021.10.11)
昨日、1級建築士設計製図試験が行われた。
今回は、この1級建築士試験はどのような試験だったのか考察してみるぞ!
今年度の1級建築士設計製図課題は、「集合住宅」だ。
2級建築士の設計製図試験の規模が180m2~240m2程度に対して、1級建築士の設計製図になると、その約10倍の「2,400m2~3,000m2」となる。それだけに内部の細かなプランニングもかなり練る必要があるんだ。
やはり業界最高峰の資格だけあって難しい試験だったと思う。
様々な要求室の計画が必要であったけど、その中で最も注意しなければならない「設計条件=クライアントの要望」を、特筆して下記に紹介しよう。
- ・敷地の周辺環境に配慮して計画する。
⇒アプローチをどうするか?テナント部門・住宅部門すべてメイン道路からのアプローチとするべきか?
⇒駅近の敷地において、賃貸集合住宅を計画する。住戸数の要求が「3戸以上」や「2戸以上」とあり、住戸数は増やして計画するべきなのか? - ・バリアフリー、省エネルギー、セキュリティ等に配慮して計画する。
⇒空調設備等について、適切な種類を選択するということか? - ・延焼の恐れのある部分の記入、所定の防火設備の適切な計画。
⇒1階なら境界線から3m以下、2階以上なら5m以下、防火設備・特定防火設備の表現 - ・計画した建築物の構造計算のルート及びその留意事項を記入する。
⇒鉄筋コンクリート構造純ラーメン構造とするならルート3の採用か?
まだまだあるけれど、1級建築士の試験となると学科試験の知識をもちろんのこと、時事的、常識的なことも問われる試験となる。「知らない・わからない」は通用しないぞ。
以上のようなことを考慮しながら、時間内にプランをまとめ、作図し、さらに記述しなければならない。
最終的にみんなには1級建築士を目指してもらいたい!
乗り越える壁は大きなものになるけど、それだけに合格した時の喜びは格別なものだ。一緒に喜びあえる日を楽しみにしている。
1級建築士設計製図概要を俺が解説しているぞ。興味があれば見てくれ!
≫https://www.youtube.com/watch?v=sJrDH1zU6-M&t=2s