2024年度1級管工事施工管理技士
二次検定 解答試案・総評

1級管工事施工管理技士 二次検定 解答試案・総評

二次検定 解答試案・総評

プレゼントアイコン二次検定 解答試案プレゼント!

無料ご希望の方全員にもれなく差し上げます!

日建学院では、ご希望の方に2024年度1級管工事施工管理技士二次検定の「日建学院オリジナル解答試案」を差し上げています。

解答試案

※画像は、過年度のものになります。

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※解答試案について

解答試案は当学院が独自に行うものであり、試験実施機関である一般財団法人 全国建設研修センターとは一切関係がありません。

総評

2024年12月1日(日)に1級管工事施工管理技術検定二次検定が実施されました。
本年度の二次検定の出題形式は、例年の出題形式とほぼ同様のものでしたが、近年出題されていなかった問題が出題されていました。

出題の概要

例年と同様、解答はマークシート方式で行われ、出題数と必要解答数等は次表のとおりでした。

問題 令和5年度の試験問題 令和6年度の試験問題
問題1 施工要領図等 必須 施工要領図等 必須
問題2 施工記述
(空調設備)
1問題選択 工程管理
問題3 施工記述
(衛生設備)
法規
(安全管理)
問題4 工程管理 1問題選択 施工記述
(空調設備)
1問題選択
問題5 法規
(安全管理)
施工記述
(衛生設備)
問題6 経験記述 必須

試験問題の出題内容については、以下のようになります。

問題 出題内容
問題1 施工要領図等 設問1 正誤問題
  • 設問2 施工要領の改善策等
  • (1)(2) 排水・通気設備系統図
  • 設問3 施工要領の改善策等
  • (1) 単式伸縮管継手の取付け要領図
  • (2) ポンプ回り配管要領図
  • (3) ダクト平面図
問題2 工程管理 ネットワーク工程表の作成・計算
問題3 法規
(安全管理)
労働安全衛生法関連(穴埋め)
問題4 施工記述
(空調設備)

設問1
事務所ビルの1階機械室に吸収冷温水機を設置し、屋上に冷却塔を設置する場合の留意事項(4問)

  • 設問2 ★新規傾向問題
  • (1) 吸収冷温水機の特徴
  • (2) 総合試運転調整を始めるまでの期間の中で特に重要と考え実施する技術的事項
問題5 施工記述
(衛生設備)

設問1
事務所ビルの1階受水タンク室に飲料用受水タンクを設置し、給水管に一般配管用ステンレス鋼鋼管を使用する場合の留意事項(4問)

  • 設問2 ★新規傾向問題
  • (1) FRP製パネルタンクの特徴
  • (2) タンクに関して据付け後に特に重要と考え実施する技術的事項

※「問題4の設問2」と「問題5の設問2」は、試験問題の見直しに伴う新規傾向問題であり、経験で得られた知識・知見を幅広い視点から確認する内容となりました。

【問題1】 正誤問題

以下の問題の正誤の判断が問われました。

設問1 問題 過去問題及び類題
(1) Uボルトの施工 令和4年度 二次検定
(2) 変風量(VAV)ユニット 令和5年度 一次検定
(3) 揚水ポンプの試運転 令和4年度 一次検定
(4) 冷温水配管の施工 令和4年度 一次検定
(5) 電気防食法 令和5年度 一次検定

近年の一次・二次検定で出題された内容であり、比較的易しい問題でした。

【問題1】設問2・設問3 施工要領の改善策等

設問3(2)のポンプ回り配管要領図は、近年では出題されておらず、難しい問題でしたが、その他の問題は頻出の内容で、過去問を繰り返し学習していれば比較的解答しやすいものでした。

【問題2】工程管理

ネットワーク工程表の作成・計算について出題されました。最早開始時刻、最遅完了時刻、クリティカルパス、トータルフロート、リミットパス、フォローアップの計算について理解していれば、比較的易しい問題でした。

【問題3】法規(安全管理)

設問1で石綿等を取り扱う作業について穴埋め問題(選択欄から数値・語句を選択)が出題され、設問2では足場の組み立て解体又は変更の作業、高所作業車による高所作業に関する穴埋め問題(選択欄なし)が出題されました。いずれも過去問題に頻出の内容で比較的易しい問題でした。

【問題4】施工記述(空調設備)

設問1は、令和2年度や平成28年度に出題されたものの類題であり、冷温水機・冷却塔の特徴を理解し、過去問を繰り返し解いていれば対応できる内容でした。

★新規傾向問題

  • ・設問2(1)は、施工の知識だけでなく、機器の根本的な特性を理解していることが求められました。他の機器とどのように異なる特徴を持つのか等を把握しているかがポイントとなります。
  • ・設問2(2)は、機器の根本的な特性を理解した上で、総合試運転調整を始めるまでの期間の中で、どのような技術的事項を重要視して実施するかが問われました。現場施工の経験や知識が試される問題であり、特に空調設備工事として冷温水機や冷却塔の工事に携わった経験がないと、記述にあたって難易度の高い問題でした。

【問題5】施工記述(衛生設備)

設問1は、令和4年度や平成15年度に出題されたものの類題であり、飲料用受水タンク・一般配管用ステンレス鋼鋼管の特徴を理解し、過去問を繰り返し解いていれば対応できる内容でした。

★新規傾向問題

  • ・設問2(1)は、問題4設問2(1)と同様となります。
  • ・設問2(2)は、機器の根本的な特性を理解した上で、据付け後に、どのような技術的事項を重要視して実施するかが問われました。現場施工の経験や知識が試される問題であり、特に衛生設備工事として飲料用受水タンクの工事に携わった経験がないと、記述にあたって難易度の高い問題でした。

合格発表

合格発表日は、2025年3月5日(水)です。

合格基準

合格基準は、「得点が60%以上の者を合格とするが、試験の実施状況を踏まえ、変更する可能性があります。」と事前に公表されています。

合格率の推移

年度 H30 R元 R02 R03 R04 R05
合格率(%) 52.7 52.7 61.0 73.3 57.0 62.1

二次検定 対策講座

二次

  概要

初学者・学習経験者対象

  • 通学講座・Web講座

二次本科コース

スキルアップ講座と二次検定対策講座の2段階学習で難関試験を突破

約2か月間、全10回で構成される講座です。スキルアップ講座では知識問題を中心に学習し、二次検定対策講座では応用能力問題を中心に学習して、二次検定合格を強力にサポートします。

初学者・学習経験者対象

  • 通学講座・Web講座

二次コース

応用能力問題を中心とした集中対策講座

約1ヶ月、全6回で構成される二次検定の応用能力問題を中心とした集中対策講座。経験記述や記述式問題の過去問題を徹底分析し、理解しやすい教材と映像講義で重要ポイントを学習し、二次検定合格を強力にサポートします。

※各校によって日程や通学日が異なりますので、詳細は日建学院各校へお問合せください。

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講習内容 専用スタジオで収録した、イラストや図を多用した講義により解り易く解説。最新の技術や異なる分野の技術動向など、映像講義ならではの充実した講習内容。
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対象者 工事現場毎に専任が必要な監理技術者の方(5年毎に受講)

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