令和7年 測量士補 本試験 解答速報

  • ※解答番号は、令和7年5月18日 (日) 20:00現在のものです。
  • ※解答番号は、当学院が独自に判定したものですので、事前の予告なく変更になる場合があります。

総評

1.まず、出題形式面についてみると、令和7年度の測量士補試験は、文章問題19問、 計算問題9問(合計28問)の出題であった。出題比率は例年おおむね同じではあるが、ここ数年微増を続けていた計算問題が減少し、令和6年度より3問減った。


2.次に、内容面についてみると、文章問題のうち、正確な知識が求められる個数問題が0問なのは令和5年度、6年度と同様であったが、「間違っているものだけの組合せ」問題が4問から2問に減少した。一方で「□に入る語句の組合せ問題」が昨年は1問しか出題されなかったが、本年度は8問と大幅に増加した。間違っている問題を選ぶ問題は7問で昨年度の11問より減少した。
  文章問題では、基準点成果情報を問う〔No.6〕が平成27年度以来の久々の出題であるが、過去問の完全な焼き直しであった。
  一方、地上レーザスキャナを用いた数値地形図データの作成についての〔No.15〕、航空レーザ測深測量の〔No.18〕は、ほぼ初出と言える問題であった。
  また、UAVレーザ測量の〔No.19〕は近年出題が続いており、今後もこうした比較的新しい技術に関しては、未出の問題や知識が問われることが増えていくだろう。
  ただし、全体としては過去に出題実績のある問題がほとんどで、ほぼ過去問の焼き直しといえる内容であったことは例年通りである。


3.次に計算問題については、〔No.9〕のセミダイナミック補正の計算が、令和3年度、6年度に続いての出題であった。単純な加減の計算ではあるが苦手としている人も少なからずいると思われ、今後も要注意である。
  全体としては、既出の問題、計算量の少ない問題が多く、過去問をきちんとこなせていれば合格に必要な問題数は計算問題でも容易に確保できたはずである。


4.以上のことから、今後の測量士補試験は、正確な知識と計算力をバランスよく鍛え ておく必要があるといえる。
  そのため、受験勉強においては、まずは測量法や作業規程の準則など(必要最低限の条文でよい)をしっかり読み込んで基本知識をマスターし、文章問題で確実に得点できるようになることが肝要である。   その上で、計算問題についても、典型的な問題については確実に解けるように、日頃から手を動かして計算練習を積んでおく必要があるだろう。


5.新しい技術や新傾向の問題の出題はこれからも続くはずである。したがって、初出問題や難問を落としても合否には影響しないとはいえ、ますます過去問対策の重要性が増していくはずである。いたずらに手を広げることなく、過去10年分の過去問を丁寧に学習しておけば、合格点に到達することはそれほど難しくない。

2026年度 試験対策

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2025年12月下旬~
2026年本試験日

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