令和6年 測量士補 本試験 解答速報

  • ※解答番号は、令和6年5月19日 (日) 20:00現在のものです。
  • ※解答番号は、当学院が独自に判定したものですので、事前の予告なく変更になる場合があります。

総評

1.まず、出題形式面についてみると、令和6年度の測量士補試験は、文章問題16問、計算問題12問(合計28問)の出題であった。出題比率は例年おおむね同じではあるが、令和4年度より2問、令和5年度より1問、計算問題が増えている。


2.次に、内容面についてみると、文章問題のうち、正確な知識が求められる個数問題が0問、「間違っているものだけの組合せ」問題が4問というのは昨年同様であった。一方で「□ に入る語句の組合せ問題」が昨年の5問から1問に大幅に減少し、五肢選択問題が昨年より3問増えて11問であった。
文章問題では、地図投影法についての〔No.22〕、基盤地図情報についての〔No.24〕、無人航空機(UAV)を用いた写真測量の〔No.20〕などで初出となる知識を問われたり、応用的に考えることが求められたりする選択肢が散見された。
上記問題以外は過去に出題実績のある問題がほとんどで、ほぼ過去問の焼き直しといえる内容であったことは例年通りである。


3.計算問題についても、おおむね文章問題と同様にほぼ過去問の焼き直しと思われる 内容が多かった。
セミダイナミック補正〔No.8〕、欠測率〔No.19〕は新傾向として定着しそうな目新しめの問題だが、数少ないとはいえごく最近の既出の過去問の知識があれば解くのは難しくなかった。
〔No.5〕の高低角及び高度定数の較差の組み合わせを問う問題は平成25年度以来、〔No.10〕のレベルの設置回数を求める問題は平成26年度以来といずれも久しぶりの出題であったため、戸惑った人も少なからずいただろう。
とはいえ、その他はここ数年内で出題歴がある問題が多く、おまけに出題の仕方も素直なものが目立った。
したがって、過去問をきちんとこなせていれば合格に必要な問題数は計算問題でも容易に確保できたはずである。


4.以上のことから、今後の測量士補試験は、正確な知識と計算力をバランスよく鍛え ておく必要があるといえる。
そのため、受験勉強においては、まずは測量法や作業規程の準則など(必要最低限の条文でよい)をしっかり読み込んで基本知識をマスターし、文章問題で確実に得点できるようになることが肝要である。
その上で、計算問題についても、典型的な問題については確実に解けるように、日頃から手を動かして計算練習を積んでおく必要があるだろう。


5.いずれにしても、測量士補の受験対策は、過去問題の習得に尽きるという点は変わらない。いたずらに手を広げることなく、過去10年分の過去問を丁寧に学習しておけば、合格点に到達することはそれほど難しくないといえる。

2025年度 試験対策

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2024年12月下旬~
2024年本試験日

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