1級建築士 合格
紀之定 小雪さん
20代/学生 なんば校
「先生の言葉を信じて頑張った!アドバイスを素直に実行することが大事」
Q.この業界に進もうと思ったきっかけは?
幼い頃から建物を見ることが好きで、大きな建物を作ってみたいと思ったからです。高校生で「何系の大学に行こうかな」と考えた時に「建物について学びたい」と思い、建築系の学科に進みました。
Q.資格を取ろうと思ったきっかけは?
1級建築士の資格を持っているだけで、仕事の幅が広がると思ったからです。 また、将来結婚や出産で一度仕事を辞めてしまっても、その後「もう1回仕事がしたい」と思った時に、資格を持っていた方が再就職に有利かと思い取得しようと思いました。
Q.学生での資格取得はいかがでしたか?
働き出してから勉強するのは絶対大変だし、それなら学生のうちに勉強する方が、時間もあるし頭もまだ若いし、有利かつチャンスだと思いました。
Q.独学は考えましたか?
考えませんでした。勉強しなければならないこともたくさんある中で、自分でペース配分を考えながら勉強する自信が無かったからです。どこか資格学校に通って、勉強のペースを管理してもらう方が、自分にとって勉強しやすいと思い、通学することを選びました。 もし独学していたら「この勉強方法で合っているのかな」「このペースで勉強を進めて本番までに間に合うのかな」という不安は絶対にあったと思います。
Q.日建学院を選んでいただいた理由は?
映像講義なので分からなかったところを理解できるまでリピートできるところや、体調不良などで万が一講義を休んでしまったとしても、同じ質の講義を後から受講できることにメリットを感じたからです。
Q.日建学院はいかがでしたか?
勉強のペース管理はもちろんですが、周りに勉強している人がたくさんいる環境で「他にも頑張っている人がいるから、自分も頑張らないといけないな」「負けたくない」と強く感じることができました。 また、学校に講義の小テストや模試の点数が学生番号で貼り出されているのが刺激的でした。自分の点数が平均点よりかなり低くて「やばい!」と焦ったり、「もっと上を目指したい!」と目標ができたり、周りと比べた自分の立ち位置を確認しながら勉強できて良かったです。 あとは、問題集が見開き1ページで問題・解説が収まっているのが勉強しやすかったです。何度も問題集を解く中で、左ページで問題を解いて、右ページですぐ復習と効率良く勉強できました。
Q.どのように勉強していましたか?
受験した年の1月頃から勉強を始め、学科は5月頃からは1日8時間×週7日、製図は2カ月間 平日に2~3時間程度、休日に5~6時間勉強していました。家だとどうしても気が散ってしまうので、日建の自習室をよく利用していました。 基本的に過去問を何度も繰り返し、解説を読んでも意味が分からない時は、テキストに戻ったり映像講義を見返したりしました。 また、分からなかった枝だけをルーズリーフにまとめた自分だけの問題集を作り、それを何度も繰り返し解きました。
Q.学科試験の受験はいかがでしたか?
学科は会社で研修という形で勉強時間を与えていただき、周りのみんなが勉強している状況だったので、「合格しないとやばい」とモチベーション高く勉強できました。「これでダメなら次はどうしよう」と思えるくらいやり切り、ある程度自信を持って本試験に臨めました。 本試験では分からない問題も多く不安でしたが、取れているところは取れている感触もあったし、解答速報で合格推定点を超えていたので、「次は製図だ」と気持ちを切り替えて頑張りました。
Q.製図試験の受験はいかがでしたか?
製図は普通に仕事も始まっていて、仕事が終わってから自分で時間を確保して勉強していたので、その年に合格できるかは自分との闘いみたいなところはありました。 「家に帰って勉強する」と思っても、「今日はいいや」という気持ちに負けてしまい、絶対に机に向かわないと思ったので、職場に製図板を置かせてもらって、仕事が終わってから会社に残って勉強していました。遊びたい気持ちもありますが、試験勉強期間中だけでも必死になって、どこかで多少の無理は必要かなと思います。 本試験では時間内にきちんと描き切れたのですが、自分でも「これはダメだ」と分かっているようなところを描いてしまい、「合格していたらいいな」くらいの気持ちでした。先生にも「減点くらいなら大丈夫」と言われてドキドキしながら合格発表を待っていたのですが、合格できて本当に良かったです。
Q.製図試験対策はいかがでしたか?
最初は教室の中で1番出来ないくらいに全くダメで、「何から考えたらいいのか」「何から描いたらいいのか」分からなくて、先生に手取り足取り教えてもらいました。トレースだけで10時間かかっていましたが、手が真っ黒になるくらいにとにかくトレースを何枚もやって、描くスピードを上げました。 先生は私がトレースしてくると、より簡単な描き方や定規を使わなくてもいいところなど、早く描くコツを教えてくれたり、プランニングでも「ここは絶対にこうするべき」とポイントをその場ですぐ教えてくれたり、指摘されたところを直すだけでだんだんと描くことやプランニングが上手く出来るようになっていきました。
Q.怠けてしまうことはありましたか?
少しでも何か出来るようになると先生が褒めてくれるので、「また褒めてもらいたいから頑張ろう」とモチベーション維持できました。 また、最初に全然出来なかった時は落ち込んでいましたが、「描けば出来るようになるから」という先生の言葉を信じて頑張りました。
Q.合格したからこそ言える、学習期間中の失敗談はありますか?
過去問の4択で、間違いの枝だけを覚えて解いてしまっていた時期がありました。4枝全ての正誤を判別できるようにならないと意味が無いと気が付いてからは、全枝を理解して正誤をはっきり判断できるまで繰り返し解きました。
Q.資格を取って変わったことは?
まだまだ現場で知識を使う場面には巡り合えてない気がしますが、女性の現場監督はなめられがちといいますか…「ちゃんとしているのかな」と思われることもあるのかなと思うので、1級建築士の資格を持っていることで「建築士の資格を持ってやっている」と周りへのアピールにもなるかと思います。
Q.今後の受験者へメッセージを!
講義を休まず出席することも大事だし、講義内や職員の方から言われたことを素直に実行することが1番早いと思います。学科は過去問を繰り返せば繰り返す程、合格に近づくと思うので何度もやるといいと思います。「来年も同じ勉強をしたくない」という強い気持ちで自分を甘やかさず、努力し続けたら必ず合格できます!