構造計算関連 卒業
小西 孝司さん
40代 和歌山校
「テキストは今では実務上欠かせない書籍」
Q.受講したコースは?
構造計算 初級αWebコース
Q.業種・職種は?
意匠・構造設計
Q.業務内容は?
建築設計事務所設計、意匠設計及び構造設計
Q.取得資格は?
1級建築士、宅地建物取引士
Q.受講の動機は?
今まで構造計算は、どちらかと言えば苦手で、1級建築士取得の際も苦労しました。ただ、1級建築士を取得し、少ないながらも実際に設計の仕事をするようになって一番に感じた事は、最近、大きな地震が各地で発生している中で、お客様の大事な財産となる建物を設計するわけですから構造をしっかりと理解しておかなければならないと思いました。 しかし、私の構造に関する理解度は、1級建築士学科試験の範囲程度しかなくそんな状況でした。そこで学会の設計基準書を読み漁りましたが、かなりレベルの高い内容であり、理解するにも全く意味不明な事も多く、途中で断念してしまいました。これではダメだと思い受講を決意しました。
Q.仕事で役立ったことは?
一般住宅(木造)を設計する際、通常なら構造計算まで必要のない案件においても、土台の座金のめり込み検定・アンカーボルトの基礎定着長さの検定・コンクリートコーンの破壊体力検定等、いつもは壁量計算やN値計算で終わっていたものを細かく計算する事で、安全面に対して他社との差別化を図り、ワンランク上の住宅を提案することが出来ました。 又、一階RC、上層階木造等の混構造に対する地震力の考え方や風荷重による軒先垂木の断面算定をする事で、更に安全面の不安を取り除き、計算値に裏づけされた安心・安全な住宅の提案が出来るようになり良かったです。 仕事ではソフトで構造計算を実施していますが、全てソフト任せにするのではなく、最終的には人の力が必ず必要なので、計算過程や計算結果に目を通して確認も出来るようになり大変役に立っています。 最後に一度や二度の学習では計算手法等忘れてしまう事も多いのですが、テキストを確認すればすぐに思い出せるほど、テキストは良く出来ており、今では実務上欠かせない書籍として役立っています。常に事務所において確認できるようにしています。
Q.将来の夢は?
今後、官公庁や業者又はお客様との打合せの中で構造計算に触れる事が多々あると思います。まだ、自分自身学習中では有りますが、今まで学習してきた事を活かしつつ、新しい知識の追求も行っていきたいと考えております。 今回の構造を勉強したことで構造の実務経験を積み上げていけば、構造設計一級建築士にも挑戦できるチャンスが出来ました。私の夢は、意匠設計と構造設計の両方が出来る事務所にする事です。更に勉強して構造設計一級建築士取得を目指します。