構造計算関連 卒業
大森 澄朗さん
30代 冨士校
「構造は苦手だったが先生の説明が分かりやすいため理解、また少し好きに(笑)」
Q.受講したコースは?
構造計算 初級αWebコース、構造計算 中級αWebコース
Q.業種・職種は?
設計・施工
Q.業務内容は?
意匠設計、工事監理(S/RC/SRC/W造)
Q.取得資格は?
1級建築士
Q.受講の動機は?
所長より、「建物を計画するうえで仮定断面ぐらいは構造事務所に聞くのではなく、自分で検討できるようにならないとだめだ。」と言われてきました。意匠設計と構造設計は常に同時進行していくので非常に密接な関わりがあります。 過去に耐震偽装等で建築士の資質が大きく問われました。今も感じることですが、意匠設計者は意匠設計だけでなく構造の知識も身に付け、エンドユーザーが安心できる建築物を設計しなければならないと思っています。それには常に自分の技術、知識などのスキルアップが必要だと思い、受講しました。
Q.仕事で役立ったことは?
建物を計画していくうえで建物の仮定断面ですが、今までは構造事務所に聞いていましたが、構造計算を勉強してからは自分で検討できるようになりました。さらには設計者として工事監理していくうえで、構造の特記仕様書もしっかり理解できるようになり仕事に大変役立っています。 また、小規模な土留めの擁壁及び看板等の設計なども依頼されることがあり、受講した内容がそのまま活かせています。 その他、設備機器を壁から吊るす計画で、取り付ける際に設備機器及びそれを乗せる鉄骨架台の重量を算定し、鉄骨架台の部材寸法及びアンカーの本数がどれくらい必要なのか、適切に算定することも出来るようになり勉強したことが役立っています。
Q.受講した感想は?
手計算による構造計算を自分で勉強してみて、構造計算は非常に根気のいる作業だなと思いました。 勉強したことで構造設計者の苦労や考え方が少しでも理解できたかなと思います。 テキストは、初級及び中級コース共に見開きで右側のページは構造計算書、左側ページは構造計算書の解説となっており非常にわかりやすく勉強しやすかったです。講座終了後もテキストは仕事で実務書として使えるので、いつでも仕事場で確認できるように会社に置いてあります。1級建築士の試験で少し興味があった構造の分野ですが、今回の構造計算コースを受講後、構造が身近に感じられるようになりました。また、仕事中に手計算ですぐ確認できるよう電卓とノートは常に肌身離さず持ち歩くようになりました。 一番良かった点は、苦手だった構造を少し好きになったことです(笑)。正直言って構造は簡単ではありません。しかし、先生の説明は分かりやすく私でも理解することができました。日本建築学会の規準書に沿って勉強していくので、今まで開くこともせず全く分からなかった自分が、規準書を開き理解できるようになった喜びがありました。
Q.次の目標は?
次の目標は構造設計一級建築士取得です。実務経験を積んで取得できるように頑張りたいと思います。そのためには構造計算の基本をもう少ししっかりと勉強しておきたいと思います。
Q.これから学習する方へ
勉強しようか悩んでいる方、構造に対し苦手意識の強い方ほど受講することをお勧めします。 「なるほど・・・」と思うことや「あれはこんな簡単なことだったか・・・」と気づくことも多いと思います。何より知識を得ることで少し自信が持てます。 学ぶにはお金も時間も、そして家族が居れば家族の理解・協力が必要になります。しかし、それらを乗り越えて得られた知識は何事にも代えがたい財産になると思います。