構造計算関連 卒業
杉山 稔さん
50代 水沢校
「構造計算コースは現場施工管理においても役立つことが非常に多いと感じた」
Q.受講したコースは?
構造計算 初級αWebコース
Q.業種・職種は?
測量コンサルタント
Q.業務内容は?
補償業務
Q.取得資格は?
1級建築士
Q.受講の動機は?
25年近くゼネコンで現場施工をしていましたが、思うところがあり自主退社しました。退社後に日建学院に通い無事一級建築士となりました。 就職を考えているときに、意外と構造設計経験の需要があり、日建学院の営業担当者から構造設計コースを紹介いただきました。構造設計コースには色々ありますが、その中で自分の目標としては、中規模物件の構造計算ができ、耐震診断が出来るようになれば面白いと思い、先ず構造計算初級コースを受講することにしました。
Q.受講した感想は?
一級建築士の勉強では、正解枝を選択できる程度の断片的な知識でした。初級コースではモデルケースを使い構造計算書作成の説明をしており、予習しなくても視聴するだけで考え方が理解できるため、無理なく一気に視聴できました。 ひと通り視聴した後に、手書きの構造計算書を何回も作成する練習を行うことで、手順や考え方が身に着きました。 一級建築士の勉強中には「何故こうなのか」理解できなかったところが、「こういうことか」と理解ができました。
Q.仕事で役立ったことは?
現在、補償コンサルタント業務に携わっています。補償業務とは土地拾得に関わる既存不動産の評価をする業務です。既存建物の移転等の補償がある場合、現場での施工経験と初級コースで学んだ構造知識で既存建物の構造や仕様を解体することなくある程度想定でき、評価に役立っています。
Q.これから学習する方へ
構造計算コースは、構造設計者や意匠設計者だけではなく、現場施工に従事している方にも役立つことが多いと感じました。 構造計算書も概略理解できるため、構造設計者との意思の疎通が図れます。例えばコンクリートで水勾配を取るため増しコンしても荷重的に持つのか、施工中に設備機械を屋上に設置することになったが構造的に補強が必要なのか等、構造設計者に確認すべきかどうか判断が付くようになります。 また、配筋検査や鉄骨原寸検査・製品検査を始め、施工図・製作図の打合せで構造設計者と会話が成立することで打合せがスムーズに進みます。 あるいは、協力業者任せになる部分が多い仮設計画、SRC造の鉄骨建て方計画で自立するか等の施工計画立案及び仮設計算が出来るようになることと、施工の手順や管理ポイントがわかるようになり、施工事故防止につながります。 このように現場施工管理において、初級コースは十分活用でき、現場管理のレベルアップになり、社内外から信頼される施工管理が出来るようになります。