土地家屋調査士 合格
髙橋 彰眞さん
50代 秋田校
「『足りないのは資格だけ』恩師の言葉に一念発起し独立」
Q.資格を取ろうと思ったきっかけは?
20代で調査士事務所に入り30年近く勤めていたのですが、その事務所が閉所になることが決まりました。別の調査士事務所に行くことも考えましたが、30年近くお世話になった調査士の先生が「お前だったら独立してやれる。お前に足りないのは資格だけだ。」と仰ってくださり、一念発起して資格取得を目指しました。
Q.合格までどのような道のりでしたか?
10年程前に2年間通信教育で勉強し、平成29年から勉強を再開しました。4年連続で受験し「このままじゃ何年やっても空回りしてしまう」と思い、5回目は日建さんに入り合格しました。
Q.日建学院はいかがでしたか?
通信教育では読んでいてもチンプンカンプンな分厚い教材がドサッと送られてきましたが、実践内容が不足し過ぎて身に付きませんでした。「どこまで勉強すべきか」「どのようなスピードで解答すべきか」誰も教えてくれず、民法では分からない問題に深入りし過ぎて時間の無駄になることが頻繁にありました。 日建さんでは年々改正される法律にも対応していますし、書面ではない先生の解説は頭に入りやすかったです。調査士試験は時間との勝負なので、解答スピードはとても学ばせていただきました。また通信教育だと「今日は勉強しなくていいか」となることもありましたが、学校だと毎週やるべきことがあるのでそれだけで日々の目標ができるかと思います。
Q.学校以外での勉強は?
平日は昼休みなどの隙間時間や仕事が終わった後などに勉強していました。土曜日だけは勉強せずに自由に動ける日と決めて、遅れた分があれば土曜日に取り戻し、日曜日は学校か自宅で勉強していました。 1週間単位でミニテストがあるのですが、分からないところを無くすように徹底的に復習していました。時間が経つと忘れてしまうので、繰り返し勉強していました。
Q.大変だったことは?
この資格は法律用語、計算問題、三角定規の扱いとの闘いです。初めの頃は法律用語を国語辞典やネットで検索してばかりで、単語の意味を理解しなければ問題の意味さえ分からなくなり大変苦労しました。計算問題は学生時代のノートや教科書で記憶を辿って勉強しました。三角定規はずれないように描くのも一苦労で、消しカスを使い滑り止めにしていましたが、指が吊りそうでした。 また、仕事・家庭・勉強の両立も大変でした。仕事は給料を頂いている以上いい加減なことは出来ませんし、家庭では子供の成長に合わせ用事が増える中で勉強時間を確保しなければならず苦労しました。実際、家庭の細かい用事は共働きの妻が処理してくれたお陰で時間を確保できたので、本当に感謝しております。子供達も私に気を遣い、勉強時間中は静かに過ごしてくれました。家族の協力なしでは合格は無かったと思います。
Q.今後の受験者へメッセージを!
この資格は中途半端な気持ち・勉強時間では絶対取れません。お金・時間・人付き合いなど多くのものを犠牲にして目指しているのですから、自分を信じて挑んでください。斉木先生のお言葉通りやれば合格できます。