1級建築士 合格
佐々木 優さん
20代/学生 新潟校
「高学歴でも効率性を求め通学!基本的なこと継続した」
Q.資格を取ろうと思ったきっかけは?
就職活動のときに今勤めている会社から資格取得を推奨されたので、「じゃあ早いうちに取ってしまおう」と思い、大学生の時に日建さんに入学しました。1級建築士取得はそんなに意識していなかったのですが、もし資格が必要になった時に受験できるような授業の取り方はしていました。
Q.東京大学ご卒業ですが、独学の選択肢は?
学科の内容自体はテキストがあれば多分できるかなと思ったのですが、新傾向や法改正などの試験に関する情報を集める時間が惜しいと思い、講習機関を選びました。自分でインターネットや本で情報を探すのはかなり時間がかかるし、そういったところは講習機関に頼った方が効率がいいと思いました。 日建さんだと過去20年分くらいの過去問があったのですが、まずその過去問を手に入れるのも大変ですし、法令集を線引きするのも大変かなと思います。独学の方の法令集を少し見せてもらったのですが、線の引き方やインデックスの貼り方を見ても、自分の法令集の方が圧倒的に引きやすいと思いました。小さなことの積み重ねかもしれませんが、独学と講習機関に通学する人では、結構差が付くのかなと思います。
Q.学科のおすすめの勉強方法は?
まず法令集の線引きはとにかくすぐ終わらせるべきだと思います。僕はもっと早く終えるべきだったと後悔しているのですが、結構時間がかかるし、線を引いていない法令集を見る事の意味が全くないので、全て線引きし終えた後にさらに追加していくやり方が必要だと思います。 また、早い時期に過去問に取り掛かることです。僕は「先にテキストの内容をしっかり覚えてから過去問をやろう」というイメージで勉強していたのですが、1級建築士は比較的過去問から出題される割合が高い試験だと思うので、早い段階で2周くらい取り組んでおくといいのかなと思います。
Q.製図のおすすめの勉強方法は?
描く量は間違いなく必要だと思うのですが、最初は模範解答を見て「何でこの描き方になっているんだろう」としっかり考えて、分からないところは授業に行ったときに先生に積極的に質問した方がいいと思います。 最初は図面をトレースするだけで7~8時間かかっていたし、製図の勉強期間が2ヵ月ちょっとしかないので、勉強を始めて1ヵ月くらいは「これは本試験に間に合わないんじゃないか」とずっと思っていました。 日曜日コースに通っていたのですが、「日曜日は絶対に日建に行く!」と決めて、絶対に休まないようにしていました。授業に行けばしっかり描きますし、いろいろ教えてもらえるので、授業には必ず出席して、分からないところは質問するという基本的なことを行っていました。
Q.今後の受験者へメッセージを!
学生のときは学生のときで皆さん結構忙しいと思うのですが、もし学生のうちから通える環境があるなら、仕事を始めてからよりは学生のうちに通学した方が取りやすいのかなと思います。 学科も製図も「合格しなきゃいけない」というプレッシャーがあり、精神的にかなり大変だったので、モチベーションの維持が重要だと思います。気分転換もしていましたが、全く勉強しない日は作らないようにしていました。仕事が忙しい日やあまり時間が取れない日も、家に帰ってから30分だけテキストを読んでいました。「絶対に今年合格する」という覚悟を決めて臨むことが大事だと思います。