土地家屋調査士 合格
星 佳成さん
20代 盛岡校
「宅建合格の翌年、調査士にもストレート合格!反復演習が大事」
Q.資格を取ろうと思ったきっかけは?
親が測量の仕事をしていたため、高校生の時には既に土地家屋調査士の存在を認知しており、高校卒業後には測量の専門学校に進学を考えていました。測量の専門学校へ進学し、土地家屋調査士についての授業があり、本格的に資格を意識するようになりました。 専門学校を卒業すると測量士補に登録できたため、調査士の午前試験が免除になるし、勉強するなら若いうちかと思い、専門学校卒業後に受験を決めました。
Q.何回目の受験で合格しましたか?
1回目の受験で合格することができました。 ちょうど1年前から試験勉強を開始し、始めの半年間は1日大体2~3時間程、後半の半年間は1日大体4~5時間程勉強していました。1年間トータルでは1,000時間程勉強したかと思います。
Q.大変だったことは?
ネットで「民法が鬼門だぞ」とよく書かれているのですが、調査士の前に日建学院さんで宅建を取得して民法の基礎ができていたので、調査士ではあまり苦労することなく進めることができました。出題範囲の大部分を占める不動産登記法は身近にはない法律で知らない言葉がたくさん出てきて慣れるまでに時間がかかりました。 また、小学生以来に三角定規を使ったので、慣れるまでは図面を描くのが大変でした。 1番大変だったことは煩悩に負けそうになることだったと思います。周りの誘惑に負けないように自身を奮い立たせることが大変でした。
Q.日建学院を選んでいただいた理由は?
調査士の受験前年度に宅建の講義を受講しており、日建学院さんは不動産関係に強いというイメージがあったことが決め手です。 宅建の講義で要領も得ていたし、やはり社会人は使える時間が限られるため、短期合格の実現可能性や費用対効果を考えると、独学より予備校を利用することが効率的で最善だと考えました。
Q.日建学院はいかがでしたか?
答案練習講座のみの受講でしたが、合格には無くてはならなかったと思います。齊木講師の「あの条文だけに頼らない」「クライアントが思っていることを汲み取って、法律家として考えなさい」といったつぶやきが非常にためになりました。常に思考するような意識付けができ、論文への解釈やアプローチ方法の幅が広がりました。試験でもとても役立ったと思います。 また、答練の前半部分では過去問論点を総復習でき、試験直前期に何度も見返しました。 映像講義も何度も観ることができてとても助かりました。予習よりは復習を重点的に、1回観て分からなければ2回目3回目…と何度も観るようにしていました。
Q.どのように勉強していましたか?
最初はインプットに重きを置き、テキストの読み込みに3ヶ月程かけました。 その後は択一過去問を反復演習し、大体7~8割程度定着した頃から、書式の過去問演習に取り組みました。答練が始まるまでは、過去問演習ばかりしていました。 今振り返るとインプットに時間を割き過ぎたのかなと思います。やはり試験対策としては、アウトプットが最も効率が良いと思います。アウトプットで気が付いた弱点を、テキストに戻って確認する方法が試験勉強の王道かつ近道だと再認識しました。
Q.独自の勉強法はありますか?
日建学院さんの不動産登記法過去問集を、1週間で1周取り組んでいた時期がありました。エクセルで表を作り、全問題、全選択肢の正誤を表に書き込み「何問目の肢何番ができなかった」と全て把握できるように工夫していました。
Q.成績はいかがでしたか?
最初から終盤の答練でも良くなかったです。ただ焦ってもしょうがないため、あまり気にしませんでした。愚直に過去問演習を続けることが合格への近道だと思っていたため、答練は過去問論点で抜けている部分を探すためのツールという認識でした。直前の答練における出題予想の論点を外しても気にしないようにしていました。
Q.今後の受験者へメッセージを!
王道なやり方だと思うのですが、何事も1回目で完璧するのは無理だと思うので、5回取り組むことを前提に、少しずつ少しずつ解けるようにすると良いかと思います。過去問も1回目で完璧にしようと思わずに、何度も反復演習することが大事だと思います。 また、教室で自分と同じように勉強されている方が居ましたが、「絶対ここに居る人達に負けないぞ」という気持ちで取り組んでいました。試験会場で直前に焦って復習するのではなく、試験1週間前には「何が出題されても大丈夫」と思えるくらいまでやりきりました。「絶対合格する」という強い気持ちを持って頑張ってください。