全国高等専門学校
デザインコンペティションデザコン 2024 in 阿南
- 本選
- [終了しました]2024年11月2日(土)~3日(日・祝)
「デザコン」は、全国の高専学生によって毎年行われている競技大会です
「全国高等専門学校デザインコンペティション」(通称「デザコン」)は、実践的・創造的技術者を養成することを目的とした、5年一貫の高等教育機関である高専の学生によって、毎年行われている競技です。
ロボコン、プロコン、プレコンと並び、全国58校の高専におけるメインイベントのひとつで、主に土木系・建築系を中心とする学生が、専門的な知識を基に制作した作品で技術(=エンジニアリング・デザイン)を競い合う大会です。
開催概要
メインテーマ | 繋 |
---|---|
競技部門 | 空間デザイン部門、構造デザイン部門、創造デザイン部門、AM(Additive Manufacturing)デザイン部門、プレデザコン部門 |
応募日程 |
実施要項の公開 2024年4月 HP(https://デザコン.com/)にて予定 予選作品の受付 2024年8月、予選結果の発表2024年9月 |
主催 | 一般社団法人全国高等専門学校連合会
公式サイト 全国高等専門学校デザインコンペティション |
official book 紹介
デザコン2024 阿南
official book
株建築資料研究社/日建学院はデザコンのofficial bookを出版しています
21回目となるデザコンの全容を伝える公式記録集です。
競技、作品、プレゼンテーションを通して、参加した多くの高専の学生が「つながり」、技術、アイデア、表現を「つなぎ」、さらに現在から未来に続く「つながり」を将来にわたって活用して、より良い未来が創造されることを期待して「繋」がテーマ。
阿南工業高等専門学校で実施され、全5部門の競技の応募作品が268点となりました。
各部門の概要と、
official bookの内容をご紹介します!
空間デザイン部門

部門概要
建築、土木構築物、都市計画、地域計画や地区計画、各種スペースなどの設計案の優劣を競います。
テーマ:タテ×ヨコ
災害を見据えて、建築学、土木工学、都市計画学、農村計画学などによる既存の手法にとらわれずに、他の工学、芸術、文学、教育、文化財、医療、商業など、多様な分野の視点からとらえた地域資源と「繋」がり、自分の生き方を支える新しい空間デザインの可能性の提案が課題。
official bookでは
全国から応募された112作品から入賞作品が決定するまでの全審査過程を記録します。
構造デザイン部門

部門概要
規定の条件で製作した構造物(作品)の構造的な合理性、および力学的な強さと軽さを競います。
テーマ:つなげる架け橋
昨年に続き、紙と木工接着剤のみで製作した橋が課題。橋は2~4つの部品に分割することができ、くさびや込み栓、接着剤などを使わず、部品のみをつなぐことでひとつの橋になることが条件。
競技は、部品をつないで形成した橋へ静的(固定)荷重と衝撃荷重を与えて耐荷性能を競うことから、紙という素材の持つ強さやしなやかさ、軽さなどの特性を最大限に引き出すことに加えて、複数の部品をどのように接合するかが求められました。
official bookでは
全国及びモンゴルから応募された52作品の橋への競技の様子など、総合順位と入賞作品が決定するまでの全審査過程を記録します。
創造デザイン部門

部門概要
通常のものづくりの範疇を超えて、使用や活用を含めた、創造性のあるシステム(「こと」=事象)のプロセスデザインと製品(「もの」=物)のデザインの優劣を競います。社会、都市、地域の抱える課題解決のための具体策を提案します。
テーマ:未来につなげる脱炭素な社会
2050年の未来と「繋」をテーマに、都市における「脱炭素な社会づくり」が課題。地球温暖化による気候変動などの早急に対応すべき課題を克服し、2050年においても豊かに暮らせる社会を実現するこれまでにはない斬新なアイデアの提案が求められました。
official bookでは
全国から応募された19作品から入賞作品が決定するまでの全審査過程を記録します。
AMデザイン部門

部門概要
幸せな社会の実現に向け、切削、鋳造、射出、鍛造などに続く新たな加工技術であるAM(Additive Manufacturing=付加製造=3Dプリンタによる造形)技術を採用し、その特性を活かした、将来的な実用化をめざすものづくりの提案(3Dプリンタによる製作物=実働する試作品=実機を含む)の優劣を競います。
AM技術には、
① 従来の加工法では難しい複雑な形状に加工が可能
② 製作物内外の自由な箇所の性質を変えて、一体成形が可能
③ 樹脂や金属をはじめ、生物の細胞に至るまで、使用できる材料の種類が豊富
などの特性があり、日々、進化を続けています。
テーマ:人と人が豊かにつながるものづくり
3Dプリンタの特性を活用した、人の連携を強くし、ふれあいの機会を増やす、人のつながりを豊かにするアイテムの提案が課題。3Dプリンタを単なる製作ツールに留めず、形状設計や材料の選択による課題解決力が求められました。
official bookでは
全国から応募された32作品から入賞作品が決定するまでの全審査過程を記録します。
プレデザコン部門

部門概要
高専の本科3年生以下が対象。デザコンの従来の4部門に連動するフィールドに分け、各フィールドの提案条件に応じて、既成概念にとらわれない自由な発想によるデザインの優劣を競います。来場者の投票により順位を決定します。
テーマ:過去 ⇒ 現在 ⇒ 未来 ×「繋」
高専の本科3年生以下が対象となり、デザコンの従来の4部門の内の3部門(空間デザイン部門、創造デザイン部門、AMデザイン部門)に連動する3つのフィールドに分け、それぞれに提案条件を設定して実施。既成概念にとらわれない自由な発想によるデザインが求められました。
3つのフィールド
- 空間デザイン・フィールド:現存するか、過去に実在した構造物をモチーフとして、部門の課題テーマを表現する独創的で魅力的な絵
- 創造デザイン・フィールド:次回のデザコン2025福井大会で使用するトートバッグのデザイン画。開催地である福井県をイメージできるもの
- AMデザイン・フィールド:部門の課題テーマを体現する3Dプリンタで出力した造形物(オブジェ)と、そのコンセプトを示したポスター
official bookでは
全国から応募された全53作品を収録、来場者の投票結果による総合順位も記録します。
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