ロフトと吹抜け部分に勾配天井の設定を行います。
今回は設定の仕方を説明するために、屋根の高さにぴったり合うように勾配天井を設定してみます。 |
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このプランは2階主寝室クローゼット(3階ロフト)上に棟のある4.5寸勾配の切妻屋根が2階の桁の高さにかかっています。 |
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勾配天井は部屋ごとに勾配の低いほうの位置の高さを入力して設定するので、部屋ごとの低いほうの位置の屋根の高さ(右図中の赤点線の高さ)を確認します。 |

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上図は屋根図で2階(青)を表示させ、 (他階表示)で3階(マゼンタ)を表示させています。 |
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屋根の高さの調べ方として棟・軒・桁の高さと勾配と水平距離から算出することも出来ますが、一時的に屋根を切り取って確認することも出来ます。 |
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(屋根面切取)/[任意屋根面部分切取り]を選択します。右図の赤枠のように屋根を囲み、切取ります |
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(内容)/[屋根線の内容]を選択します。確認したい屋根線をマウスで指示して、屋根線の高さを確認します。
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確認後は、 を2回クリックして、切り取った部分を元に戻してください。 |
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[屋根図]を終了し、[3DCAD]に戻ります。
勾配天井は部屋ごとに設定します。高さの設定も部屋の内部の高さになります。屋根図で確認した高さはGLからの高さなので、3階の部屋の高さに換算する必要があります。
[躯体(X)]/[躯体データ設定]の[図面データ設定]ダイアログで設定値を確認しながら、3階の屋根図で確認した高さを3階床からの高さに換算します。
6369mm(3階床高) =
6270(2階地上高) + 99(3階床厚) |
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勾配天井の設定の準備が整ったので設定していきます。
(部屋詳細設定)をクリックします。勾配天井を設定する3階ロフトをマウスクリックし、[天井=
0件]ボタンをクリックします。 |
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[天井の部分仕様設定]ダイアログで、[勾配天井]を選択し、数値部分をマウスクリックして[勾配=4.5寸]、[基準高=1334mm](7703[屋根高さ]-6369[3階床高])に設定します。
設定部分がマゼンタで表示されます。
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[3D]ボタンをクリックすると、[部屋の内容]が表示され設定を確認することが出来ます。
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同様にロフトの天井勾配を設定します。 |
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次に、吹抜の勾配天井を設定します。右下部の[部屋指定]ボタンをクリックします。勾配天井を設定する3階ロフトをマウスクリックし、[天井=
0件]ボタンをクリックします。
右図の高さで勾配天井の設定をし、入力してください。
下側(南側)は、[天井の部分仕様設定]ダイアログの[入力]部分を「多角」に変更して入力してください。
設定が終了したら、[終了]ボタンをクリックし、[部屋詳細設定]コマンドを終了しましょう。 |
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以上でロフト表現の作成は終了です。[作業項目(S)]/[パース]を選択し、確認してみましょう。 |
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