※このテクニカル講座は、 Ver 3.38 を基に作成しております。
 

 
メーカーホームページなどから入手した外装材のテクスチャを、パースなどでの表示だけでなく、積算書で自動積算が出来るよう外壁仕様に登録してみましょう。
登録方法は、外装材だけに限らず、「床」・「壁」・「天井」の仕様なども同じです。
 


 
最初に、部材単価に外装材を登録します。ここで登録した内容が積算書で拾い出されます。

(ユーティリティ)/(部材単価登録)を起動します。
 
 
[項目選択]ダイアログから、外装材を登録する項目を選択し、[開く]をクリックします。

外装材が標準登録されている場所は、
[大項目] - 01:建築資材
[中項目] - 02:新建材
[小項目] - 05:外装材
です。
 
 
選択した項目の単価表が開かれます。
コードの入力を行います。一番下の行など空いた行のコードの欄をダブルクリックし、5000と入力し[Enter]キーで確定します。
上の行とコードが続き番号でない時は1行空いて入力されます。

※単価をユーザー登録する際は、5000以降に登録してください。(製品アップデート時の上書防止のため)
コードについて

部材コードは、下のように構成されています。入力するのは、右の4桁の[コード]です。
 
 
[部材名]・[摘要]・[単位]・[見積単価]・[実行単価]・[発注先名]・[分類コード]を入力します。( 182)
 
 
 
分類コードについて

分類コードは、自動積算書された時に、どの工事名に分類するかのコードです。
分類コードを[1]にすると工事名の1番目(右図では「仮設工事」)、[2]にすると工事名の2番目(右図では「基礎工事」)に分類されます。
上図の「ユーザー外壁材」は分類コードを[4]にしてますので、右図でいうと「外装工事」に分類されることになります。

※ 積算書の[工事名の設定]で順番を変えたときは、部材単価の分類コード修正が必要になります。


また、小計を作成する時は、上2桁を分類コード、下2桁を積算書の小計番号の4桁の数字を入力します。(確定すると表示が[分類コード] - [小計番号]に変わります)
 
 
 
外装材の仕様設定を行います。
その前に外装材のテクスチャをカラーテーブルに登録する必要があります。
※ カラーテーブルへの登録は、「スキルアップ講座 第17回 テクスチャ(外装材)を追加してみよう」をご覧になってください。
 
(ユーティリティ)/(仕様設定)/(仕様設定)を起動します。
 
[項目リスト]で「外壁仕様」を選択します。外装材を登録する場所を[内容リスト]から選択し、[登録]ボタンから登録します。

カラー等の内容を登録します。

※ 登録方法については、カラーテーブルへの登録同様、「スキルアップ講座 第17回 テクスチャ(外装材)を追加してみよう」をご覧になってください。
 
 
 下地関係内容
 
[仕様材料厚] 外装材の厚みを設定します。
数値部分をクリックすると電卓が表示されます。(0.0〜3000.0mm)で入力します。
 
 
[下地仕様] 下地仕様を設定します。[仕様詳細]ボタンをクリックします。[下地材設定]ダイアログが表示されます。
特定建材
特定建材を設定します。この内容は、【法規チェック】プログラムに反映されます。
特定建材に該当する場合は、「ホルムアルデヒド放散量」の設定が必要になります。(下図)

壁倍率
仕様材料の壁倍率を設定します。この内容は、【性能評価】プログラムに反映されます。
外壁仕様の場合は、(仕様材料)+(下地材)の値が壁倍率になります。この値が「5.0」を超えた場合、壁倍率は「5.0」となります。
※ 外壁以外の仕様(床・壁・天井など)は、仕様材料と下地材の壁倍率の大きいほうが、壁倍率となります。

耐火性能
耐火性能を設定します。設定リストは、(ユーティリティ)/[耐火材登録]で設定します。この内容は、【性能評価】プログラムに反映されます。
※ 耐火性能は、外壁・軒天仕様のときに設定が必要になります。

下地内容
下地内容を設定します。設定リストは、(ユーティリティ)/[下地の登録]で設定します。
下地表示部分をクリックして設定します。
 
 
 積算拾い出し内容
 
自動積算拾い出しの内容を設定します。拾い出す処理にチェックをいれます。
 
 
計算リスト
Step01で登録した部材単価を計算リストに登録します。
 
[計算リスト]ボタンをクリックします。[積算リストの設定]ダイアログが表示されます。
[単価表名称設定]ボタンをクリックします。
 

[部材単価表]が表示されます。システムメニューより[項目変更]を選択します。
[部材単価項目選択]ダイアログより、登録した項目を選択します。
 
登録した単価をダブルクリックすると、リストに追加されます。

設定が終了したら[了解]ボタンをクリックしてください。
 
 
マクロファイル
マクロファイルを設定するには、ファイル名が表示される部分をクリックして、マクロファイル名を選択します。[マクロ編集]ボタンをクリックすると、マクロエディタが起動し、マクロを編集することが出来ます。
 
 
 
Step02で設定した外壁仕様を使った図面を作成しましょう。
 
 
 
自動積算拾い出しを行います。
【3DCAD】プログラムの[作業項目]メニュー/[仕様.構造図]を選択します。
【仕様書】プログラムの[自動積算拾い出し]メニューを選択します。
内部・外部設定などを確認後、[積算の開始]ボタンをクリックし、積算します。
[積算書へ移行]ボタンをクリックします。
※ 詳しい自動積算拾い出しについては、「スキルアップ講座 最終回(第31回) 自動積算拾い出し。」をご覧になってください。
 
 
[外装工事]を選択してみると、「ユーザー外壁材」が拾い出されています。