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■ 階段の設置高さの基準 |
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EpoCADでの階段の高さの基準は、入力階のFL(床の高さになります。これは内部階段でも外部階段でも同じです。外部階段を入力するときに、昇降口の高さをGL(土地の高さ)にしたいときは、始点高を「-([基礎高]+[1F床厚])」(1階入力時)にしなければいけません。
右上の図は、[開始高:0mm]で1階に入力しているので、1階のFLの高さから階段が発生しています。その結果、階段が浮いて表示されます。
右下の図は、[開始高:-609mm]で1階に入力しているので、GLの高さから階段が発生しています。
※
このプランは[基礎高:420mm]・[1階床厚:189mm]で作成されています。開始高を-(420+189)mmに設定すると、GLの高さに設置されます。 |
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■ 階段の段の考え方 |
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右図は階段の断面です。
EpoCADでは蹴上分上がり、踏面分進み、蹴上分上がって1段と考えています。
右図を1階から2階への上り階段と考えると、━(赤いライン)部分を1段目。そして2段目は1段目の到達位置から蹴上分下がった位置から始まり、━(青いライン)部分を2段目。右図では2段目で2階FLに到達しています。
階段入力では、高さ関係の数値がこの考え方で表示されています。 |
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■ 階段のパース表示 |
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階段は上り階段と下り階段を入力することができますが、【外観立面図】・【パース】プログラムでは、上り階段のみ表示されます。【鳥瞰図】プログラムでは、上り階段も下り階段も表示されます。【鳥瞰図】プログラムで、ご覧になる時は、同じ形状の階段を上り・下りとも入力するとよいでしょう。 |
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上り階段 |
下り階段 |
内部 |
外部 |
内部 |
外部 |
【鳥瞰図】 |
○ |
○ |
○ |
○ |
【外観立面図】 |
× |
○ |
× |
× |
【パース】 |
○ |
○ |
× |
× |
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EpoCADでは、8タイプのセット階段が用意されています。セット階段は、開始高(昇降口の高さ)は変更できますが、終点高(到達高)は上階FL(下り階段の場合は下階FL)固定になります。
※ 用意してあるセット階段と異なる形状の階段を入力したい時、または上階(下階)FLを終点高としない階段を入力したい時は、[階段単体入力]コマンドを使って入力することになります。
各セット階段の中に表示されている数字は入力順序です。
直階段・廻り階段は、入力後に段数を変更することができます。 |
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セット階段を入力してみましょう。
(階段入力)/ を選択し、昇降口と奥行きを入力します。
[セット階段の作成]ダイアログが表示されます。[開始高]を設定し、階段の種類ごとに、[段数]を設定します。

設定が終了したら[了解]ボタンをクリックします。

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廻り階段は、1〜3で段数の設定ができます。
段数を「2」にした場合、段数部分の をクリックすると、廻り階段の踏面の位置を変更することができます。
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右図のような螺旋階段を入力してみましょう。 |
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(階段入力)/ を選択し、昇降口と螺旋階段の中心位置を入力します。
[螺旋階段の作成]ダイアログが表示されます。今回は、[回転角:180度]に設定します。その他、設定が終了したら[了解]ボタンをクリックします。
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