※このテクニカル講座は、 Ver 4.00a を基に作成しております。
 

 
前回は、Ver4.00aから【Hプリント】プログラムに追加されたオートレイアウト機能の使い方について解説しました。
今回は、独自のオートレイアウト書式を作成してみます。オートレイアウト書式を作成しておけば、異なる物件のプレゼンボードや提案書などが簡単に作成できます。
 


 
まず最初に、プレゼンボードや提案書などのレイアウトを作成します。
実際にオートレイアウト書式に平面図のデータを読み込んで出来上がってほしいレイアウトを作成してください。
 
 
オートレイアウトで設定できるデータタイプを説明します。
 
画像関係
※ 属性の設定(マスク色の設定・枠情報設定など)は、レイアウトする時点で設定しておいてください。
手描き風平面図
階単位で作成します。
線の太さやぶれ具合などを設定できます。
外観立面図
作成したい面(東・西・南・北)を選択できます。並びも選択することができます。
外観パース
視点位置(距離・高さ・角度)などが設定できます。
鳥瞰図
階単位で作成します。
視点位置(距離・高さ・角度)などが設定できます。
 
CADデータ関係
※1 属性の設定(レイヤーの設定)は、レイアウトする時点で設定しておいてください。
※2 レイアウト時の縮尺を反映させることもできます。
外観立面図
作成したい面(東・西・南・北)を選択できます。並びも選択することができます。
平面図
階単位で作成します。
表示状態(壁塗潰し・壁白抜きなど)を設定できます。
面積表
1〜何階までの面積を表示させるかや、文字サイズなどを設定できます。
仕様書
フォームの「内外部仕様書A3」か「内外部仕様書A2」のどちらを表示させるかが選択できます。
 
上記のタイプのもののみ、読み込む平面図によってデータが置き換えられます。
 
 
下図のようなレイアウトを作成してみました。
 
 
 
 
〔Step01〕で作成したレイアウトデータを基に、オートレイアウト書式データを作成してみましょう。

[ファイル]メニュー/[オートレイアウト書式データの作成]を選択します。
[自動配置設定]ウィンドウが表示されます。
 
 
 
1階平面図データをダブルクリックします。

[データタイプの選択]ダイアログが表示されます。
[平面図]を選択し、[了解]ボタンをクリックします。
 
[平面図設定]ダイアログが表示されます。
平面図の表示状態を設定します。設定が終了したら[了解]ボタンをクリックします。

※ [縮尺優先]をチェックすると、レイアウト時の縮尺で平面図が表示されます。
 
平面図を設定した領域が白くなり、「CADデータ平面図」を表示されます。
 
 
次に、東側平面図データをダブルクリックします。

[データタイプの選択]ダイアログが表示されます。
[外観立面図]を選択し、[了解]ボタンをクリックします。
 
[外観立面図]ダイアログが表示されます。

作成面(今回は「東側立面図」)をチェックし、[了解]ボタンをクリックします。

※ [縮尺優先]をチェックすると、レイアウト時の縮尺で立面図が表示されます。
 
立面図を設定した領域が白くなり、「画像データ外観立面図」を表示されます。
 
同様に他の部分もダブルクリックし、オートレイアウトの書式を設定していきます。
 
 
 
このオートレイアウトデータを保存します。
[保存]ボタンをクリックします。
 
[オートレイアウト書式データの保存]ダイアログが表示されます。表示する箇所をリストから選択し、[保存]ボタンをクリックします。
 
[レイアウトの説明]ダイアログで、レイアウトの名称を入力し、[了解]ボタンをクリックします。