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週刊濱崎塾(毎週月曜日更新)
今週の質問(2018.12.25)
法令集にある「飲食店」と「料理店」の違いはなんですか?
「飲食店」と「料理店」の違いは、店舗の名前に関わらず、食堂とかファミレスなど飲食が主であるものが「飲食店」、遊興(ゆうきょう:面白くあそぶこと)が主であるものが「料理店」である。つまり「料理店」は、飲食物を提供するだけでなく、客を接待するために、主に異性の従業員を有している店のことだ。一般的な解釈とは大きく異なり、風俗営業法(法令集参照)の「風俗営業」の対象となっているんだ。
このような違いがあることから、「飲食店」と「料理店」は、建築基準法において、特に用途地域内の建築制限に関わってくる。用途地域の目的は「日常生活の環境を保護するため都市の各地域に最も適した類似の用途の建築物を集め、同時にその地域にふさわしくない用途を排除して、都市の合理的発展を図ろうとする」ことなので、建築物の名称の違いとともに、建築制限の違いも頭に入れておこう。
その他にも「老人ホーム」と「老人福祉センター」、「幼稚園」と「保育所」なども一般的には意味は似ているが、別の建築物として制限等を受けるものもあるから気をつけろ!建築基準法の中にある様々な建築物は、法令集の後半「その他の関係法令」で詳細に定義されるものもあるので、余裕があれば調べてみると良いだろう!
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