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週刊濱崎塾(毎週月曜日更新)
今週の質問(2019.09.02)
エスキスって、どこまで表現すればよいですか?
まず、「エスキスが何のために必要なのか」をもう一度考えてみよう!
1つ目は、「プランを検討するため」だね。そして、2つ目は、「作図をする際の下書きとして使うため」だ。
1つ目の「プランの検討」の場合は、室の有無や面積のチェックが主になるから、大まかな図面でも可能だけど…。2つ目の「作図」の場合は、人によって差が出るぞ。
例えば開口部について言うと、
- ・壁の単線だけで窓の位置を記入しなくてもOKな人
- ・開口部の真ん中に縦線だけでOKな人
- ・建具の開き勝手まであったほうが良い人
実に様々だと思う。
ポイントは、「早く正確に作図する為のエスキス図になっているかどうか」ということだ。もしエスキスにベッドの位置や机まで記入した方が早く作図できるなら描くべきだし、なくても作図が進められるなら描かなくても問題ない。
エスキス図が採点される訳じゃないからね。
自分にとって、早く正確に作図する為に必要な情報が記入されているかが重要だよ。
製図の勉強を始めたころと今とでは、必要な情報は変わってきているはずだから、改めてエスキスの本質を考え直してみよう。