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今週の質問(2020.02.10)

省エネルギーの空調方式で、エアバリア方式とダブルスキン方式があります。それぞれの違いを教えてください。

近年の本試験では、省エネルギーに関する問題が増えているのは理解してるね?
特に、設備の分野は毎年のように新用語が出題されているんだ。
今回は空気調和設備の省エネルギーに関する中でも、良く出題されるエアバリア方式・ダブルスキン方式を説明するぞ。
二つの空気調和設備は、良く一緒に出題されるんだ。必ず対比させて覚えよう。

エアバリア方式

窓と設備を一体化させた空調システムで、2枚の窓ガラス(もしくはガラスとロールスクリーンやブラインド)の間に、貫流熱や日射熱によって高温になった窓付近の空気を、窓下部に設置した送風機から空気を吹き上げ、天井付近で吸気し排気する。気流によるバリア的な効果で熱負荷を低減方式なんだ。
ロールスクリーンやブラインドなどを用いると、日射の遮蔽し、気流を安定させることができる。
冬期における窓の室内側表面温度が室内温度に近くなるため、コールドドラフトの防止にも効果があるよ。

エアバリア方式

ダブルスキン方式

建築物の外側をガラスで覆って二重壁とし、二重壁内に外気を通す。
夏期は、ダブルスキンの上下に設けた開口部を開放し、高い外気温による高温の空気を排出して(温度差による自然換気)、貫流熱や日射熱を室内に侵入するのを防ぐ。
冬期は、太陽熱の週熱効果を期待できるね。

ダブルスキン方式

ここで大事なのは、二つの方式を比較すること!
エアバリア方式の方が日射による熱負荷の低減効果が低い!
ダブルスキン方式の方が日射による熱負荷の低減効果が高い!

ダブルスキン方式は、外壁全体をガラスで覆い、外壁屋外側で熱処理する。
エアバリア方式は、室内側で窓付近の空気を排出する局部的な処置なんだ。
だから、ダブルスキンの方が、日射による熱低減できるんだよ。
それぞれの方式を理解して、どちらの方式の説明なのか、正確に問題文を読み取れるようにしよう!

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