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今週の質問(2020.03.09)

保育所において乳幼児が利用する様々な部屋の特徴がよくわかりません。各部屋の具体的な使われ方を教えていただけませんか?

保育所についての質問だね。

まず保育所は、小学校に入学する前までの期間に利用することができる施設だ。年齢で言うと0歳から5歳までが対象となる。生まれてまだ1年もたたない子もいれば5年くらいたった子もいるため、それぞれの年齢に応じていくつかの種類の部屋が用意されている。
各部屋の特徴や使われ方を理解していないと混乱してしまうよね。では、簡単に解説していこう。

【乳児室】:乳児とは、満1歳に満たない子のことを言う。まだ立つこともままならないため、この部屋にはベビーベッドが必要となる。

【ほふく室】:ほふくとは、伏せた状態で移動することを言う。「ほふく前進」という言葉を聞いたことはあるんじゃないか?簡単に言ってしまえばハイハイのことだ。ハイハイしながらおもちゃで遊ぶ部屋である。主に2歳未満の乳幼児が対象となる。

【保育室】:3歳、4歳、5歳の幼児が対象となる。年齢別に各部屋を設け、遊具で遊んだり、お昼ご飯を食べたり、昼寝をしたりして過ごす場所である。学校の教室のような雰囲気ではなく、なるべく家庭的な雰囲気の部屋にした方がいいんだ。

【遊戯室】:遊戯室はプレイルームとも言われ、幼児がお遊戯などをして遊ぶ部屋である。そのため保育室の2倍分くらいの広さで計画されることが多い。3歳、4歳、5歳の幼児が対象である。

それぞれの部屋の特徴や使われ方が解ったところで、試験でよく出題される内容について、2つ取り上げてみよう。
1つ目は、保育室の1人当たりの床面積についてだ。
一般的に、低年齢児の方を大きくするということを覚えておこう。つまり、3歳児の保育室の1人当たりの床面積は、4歳児又は5歳児の場合に比べて大きくするということだ。
これは、低年齢児になるほど手間がかかるため、保育士一人が見られる人数を少なくする必要があるからなんだ。
実際には、各保育室を同じ面積で計画する場合も多いので、低年齢児の部屋の定員を少なくして対応している場合が多いんだぞ。
2つ目は、それぞれの部屋を兼用することができるかどうかについてだ。
乳児室とほふく室については兼用することができる。また、保育室と遊戯室についても兼用が可能だ。しかし、乳児室・ほふく室と保育室・遊戯室は兼用してはならない。

乳児室・ほふく室

これは、乳児と幼児では行動能力が異なってくるので、一緒にすると共食いされる恐れがあるからだ。ワイルドだろ~~~。(う~~~ん、幼児恐るべし・・・。)

以上の2つは、試験でよく出題される内容なので、しっかり覚えておこう!!

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