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今週の質問(2020.06.08)

木造建築の大壁造で、面材耐力壁を上下階同位置に設ける場合、胴差部分において面材体力壁の相互間の空きを6mm以上確保するとありますが、隙間無く施工した方が構造的に強くなると思うのですが?

面材耐力壁の施工についての質問だね。
まず、耐力壁の種類について確認してみよう。
日本の木造住宅は太い柱を駆使しているものの、柱のみでは地震による横揺れや吹き荒れる台風に耐えるために、筋交いもしくは耐力面材で造られた耐力壁(面材耐力壁)を多用しているんだ。

では、ここで質問に戻ろう。
今回は木造2階建ての建築物と仮定して話をしていくよ。
木造建築は、基本的にはピン構造になるんだ。(簡単に言えば接合部が動く構造のこと。)
そのため構造用面材は、各階横方向は隙間無く施工して、各方位・各階それぞれで面として地震力などの水平力に対抗しているんだ。
この時1階、2階の各階で動きが異なる事により、上下階の構造用面材がぶつからないようにするために隙間を設けるんだ。

その為、「木造住宅工事仕様書」では6mm以上の空きを設ける
と、定めてあるんだよ。

面材耐力壁(大壁造)

過去の試験にも出題された内容なので、正確に理解して覚えよう。

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