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週刊濱崎塾(毎週月曜日更新)
今週の質問(2020.07.13)
製図試験対策って何から始めたらいいの?
2級建築士を受験する人の中には、「初めて図面を書きます」っていう人は相当数いるよ。
「図面書いたことない人は合格が難しい」って思ってる人も居るみたいだけど、そんなの全然関係ない!ちゃんと練習すれば必ず出来るようになるからまったく心配ない!
まずは、試験で使う平行定規と製図用具を用意しよう。
普通に売られているけど、試験では使えないっていうモノもあるから試験元のホームページで確認するか試験対策に長けた、信頼のおけるところで買うことをお勧めする。
道具の準備ができたら、書いてみよう。
図面は基本的に、太線・中線・細線の3種類で書かれているんだ。
なので、まずは直線から引いてみよう。
最初は中線、方眼に合わせて10cmくらいの横線を20本、その横に10cmくらいの縦線を20本。
書きあがったら比べてみよう、横の線・縦の線は全部同じ太さ、同じ強さで揃っているか
さらに、縦と横の線も揃っているか、簡単そうだけどこれをそろえるのに練習が必要だぞ。
中線が揃ったら、同様に太線、細線もそろえられるように練習しよう。
次に図面をトレースしてみよう。
A2の図面を見ると、線の数が多くてとても複雑でどこから手を付けたらいいのかって思っちゃうよね。
まずは左上の1階平面図兼配置図から始めよう。作図手順を確認して、それに沿って書いていこう。
トレースの目的は、大きく分けてこの3つ
- ①作図手順を覚える。(手順がバラバラだとスピードアップできないし書き漏れなどが起きやすい)
- ②表現方法を覚える。(階段や段差の処理など表現のルールを覚える)
- ③スケール感を身につける。(スケールは初めのうちだけ、方眼の数で大きさを追えるようにする。)
最初は4時間くらいかかっちゃうかもしれないけど、トレーニングの目的をちゃんと理解して練習すれば必ず早く書けるようになる!
「同じものをトレースして意味あるの?」っていう受験生がいるけど、同じものだから身につくのも早いし、比較しやすいから成長が実感できるんだ。
設計製図は思うように書けるようになれば、とにかく覚える学科に比べたら全然楽しいぞ。
ただ、思うように書けるようになるには少なくても一式図で10枚は書く必要がある!
最初はだれだって辛いしつまんないって思ってる。だからこそ、とっとと10枚書いて、早く楽しいが実感できるように練習しよう!!