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週刊濱崎塾(毎週月曜日更新)
今週の質問(2020.09.23)
浴槽の「エプロン」?どの部分になりますか??
浴槽のエプロンとは、浴槽前面のカバーのことで、前面パネルとも言うよ。
浴槽の縁の高さは、通常、浴槽に入るときにまたぐことができるぐらいの高さだよね。また近年の建築士試験では、高齢者、車椅子使用者に対応した出題となっているから、配慮した寸法であることが望ましい。
浴槽の縁の高さは、車椅子の座面高さと比べて、高くても低くても、浴槽に入ることが難しい。浴槽の縁の高さ、移乗台の高さ、車椅子の座面の高さが近いと、スムーズに移動できるよね。国土交通省「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計基準」には、「エプロンの高さ約40~45cm(車椅子の座面の高さ)程度」と記述されているから、このぐらいの高さが適当だと覚えたほうがいいね。
寸法は、自分の身体の部位を使うと覚えやすいと思うよ。浴槽の縁の高さは、自分の膝ぐらい?膝上ぐらい?の高さかな?と。
計画一般の分野では、用語と寸法が関連してくることが多い。用語を確認したら、自らの身体感覚で大まかな寸法も一緒に覚えよう!