濱崎先生が強力サポート!「濱崎塾」
週刊濱崎塾(毎週月曜日更新)
今週の質問(2021.01.12)
トラスでの応力が生じない部材の探し方を教えてください。
応力が生じない部材(ゼロメンバー)は理解しておけば得をするぞ!
しっかり頭にいれておこう!
圧縮力・引張力がかかっていないところをゼロメンバーというんだ。
これが見抜けるようになると部材は無いものとして考えることができる!
まずはL字型の接点を確認してみよう。
例として左図①を説明するぞ!
N1に力が働いたら右へ動いてしまうし、もちろんN2にも力が働いたら上へ動いてしまう。
つり合う力が存在せず示力図は閉じない!
だから2部材ともゼロメンバーになるんだ。
次はT字型の接点を確認してみよう。
例として左図①を説明するぞ!
N1とN2は一直線上になっていて2力でつり合うことが分かる。
示力図は2力で閉じるから余った部材のN3はゼロメンバーになるんだ。
これが部材じゃなくて右図②のように外力(P)であっても同じで、N1と外力(P)が2力でつり合い、余った部材のN2がゼロメンバーになるんだ。
ちなみにゼロメンバーではないけど
知っておくと得をする十字型の接点について説明するぞ!
図を確認してみよう。
N1とN2、N3とPはどちらも対角線上でつり合っているから
N1=N2、N3=Pと一直線上の応力、外力は等しくなるぞ。
しっかり頭にいれておいてほしい。
ゼロメンバーを見抜けるようになると骨組を簡略化することができるので必ず理解しよう。
実は、この手の質問については、アドバイスバックナンバー(2019.05.20)でやっているぞ!
参考にしてみてくれ!