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今週の質問(2021.03.22)

図書館の計画において、「ブックディテクションシステム」とはどのようなものですか?

図書館におけるブックディテクションシステムについての質問だね。

まず「ディテクション」とはどうゆう意味かを考えてみよう。
ディテクションとは日本語で、「探知」とか「検出」という言葉で訳される。つまり「何か隠れているものを見つけ出す」という意味だ。

では、ブックディテクションとはどうゆうことなんだろう。
図書館を利用するとき、かばんなどを持ったまま閲覧室に行き、気に入った本が見つかったら閲覧テーブルで読んだりするよね。家に帰ってからも読みたい場合には、コントロールカウンターで貸し出しの手続きをすれば持ち帰ることができる。
でも中にはうっかり私物と一緒に図書館の本をかばんの中に入れてしまって、貸し出しの手続きを忘れてしまう人もいるかもしれない。
そのようなことを防止するシステムが「ブックディテクションシステム」なんだ。図書館におけるセキュリティシステムと思うとよい。

ブックディテクションシステム

このブックディテクションシステム(BDS)は、図書館が所有している図書や資料などに予めテープやカードなどを貼り付けておき、貸し出し処理がされていない図書などがゲートを通過するとその磁気を検知して、警告音を発するという仕組みだ。
このブックディテクションシステムを採用することにより、貸し出し処理のされていない図書などの館外への持ち出しを防止することができ、利用者は私物を自由に館内に持ち込むことができるという利点が生まれたんだ。
一方で、ゲートの設置や図書などにテープやカードを貼り付けるといった費用や手間、誤作動の可能性や心臓ペースメーカーへの影響等が危惧されたり、様々な問題があることも理解しておこう。

1級建築士学科試験ではよく出題される定番だが、2級建築士学科試験でも令和2年に出題されたので、しっかり覚えておこう!!

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