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週刊濱崎塾(毎週月曜日更新)
今週の質問(2021.08.23)
プランニングってどうすれば上達しますか?
上達法っていうより、うまくいかなくなるパターンにハマらないことが重要だ。
プランニングで最悪なパターンが、スタートから60分位たってもプランがまとまらずに書いたり消したりを繰り返しながら「ひょっとしてこの箱(アウトライン)が違うんじゃないか?」ってなった時だよね。
60分経過してるから1から考え直す訳にもいかず、だからと言ってまとめることもできない。本試験こんな状況になってら泣けてくるよね。
だから、そうならないようにプランニングの手順を固める必要があるよね。
箱を決める要素は、敷地と屋外施設、アプローチなどの外部の条件から作る箱と、各階の要求室の面積と廊下、階段等を合計した内部の条件から作る箱の2つがあるんだ。
その2つを満足させることを確認してから要求室を入れていかないと60分後に思い悩むことになるよね。
要求室を合計した階の想定面積より小さな箱にはどんなに腕が良くても入らないよ。
逆に、ちゃんと入ることを計算して入らないのなら、箱が悪いんじゃなくって腕が悪いってことだから考えよう。入るはずなのに入らないなら知恵を使って入れていこう。
この状況からうまく抜け出せない人って、比較的小さな部屋を入れ替えて何とかしようとしちゃうんだ、だけど小さい部屋を動かしても小さなスペースしか出てこないよ。
そんな時は、大きな部屋同士を入れ替えるとか、大きな部屋の縦横を変えてみるとか、大きいものを動かしてスペースを作り出す工夫をしてみてくれ。
答案例と同じ箱が選べたなら、答案例と違うように要求室を入れるほうが難しいぞ!
ってことは、答案例と同じ箱が選べたらプランニングはかなりいけてるってことになるよ。
上手く入れられないことを悩む前に、その箱ほんとにそれでいいのか確認する作業の重要さと正しい箱を導く方法を身につけてくれ!