試験のポイント

出題について

現在、多数の方々が資格を取得され、コンクリートの製造、施工等の第一線において活躍し、各方面から高い評価を得ておられます。
近年コンクリート技士受験者数は1万人前後で推移しており、うち、合格者数は毎年おおよそ2700人~2800人程度です。合格率は30%前後。
出題傾向については、本試験の目的がコンクリートの基礎知識を試すものであることから、毎年内容に大差はありません。

選考基準

選考の基準は、技士および主任技士ともに、土木学会コンクリート標準示方書(ただし、構造性能照査編および耐震性能照査編が除く)および日本建築学会建築工事標準仕様書JASS5(鉄筋コンクリート工事)の本文についての知識の理解力が求められると共に、コンクリート標準示方書並びに建築工事標準仕様書以外からも、例えば、JISに規定されている試験についての実施能力と結果の判定能力、コンクリート構造物に関する基礎的な知識と理解力、配合修正の必要性とその修正方法等が出題されます。

合格基準点

公表されていないので、具体的な数字は出ませんが、これまでの受験生による聞き取り調査では、70点以上ではないかと推測されます。また、70点以上得点していた場合でも、不合格になるケースもあるようです。
四肢択一問題(計30問)と小論文による筆記試験です。例年、計算問題が1~2問程度出題されています。
四肢択一問題に関しては、70~80%の得点(30点満点中21~24点前後)が合格ラインの目安です。
・土木学会コンクリート標準示方書の本文と解説についての知識と理解力
・特殊なコンクリートの配合能力・プラントを計画する能力など
・小論文では「与えられた課題について、実務経験を踏まえた内容」が問われる

具体的な出題傾向について

◎=毎年出題 ○=ほぼ毎年出題 ※出題分野は技士試験と同様ですがより内容が濃い問題となっています。

出題項目 平均出題数 出題頻度
コンクリート用材料 セメント 1~2問
骨材 3~4問
混和材料 3~4問
1問
鋼材 1~2問
コンクリートの性質 フレッシュコンクリート 3~5問
硬化コンクリート 5~6問
コンクリートの耐久性 5問
配(調)合設計 基本事項 3問
計算問題 1~2問
製造 コンクリートの製造 1~2問
レディーミクストコンクリート
の製造
2~3問
品質管理および検査 1~2問
コンクリートの施工 7~8問
特殊な施工を要するコンクリートの施工 各項目から満遍なく出題。
複合問題として出題される。
コンクリート製品 1問
コンクリート構造の設計 3問

学習の進め方

毎年の出題の傾向から、出題頻度の高い箇所を中心に(点数を稼ぎやすいため)学習を進めてください。
各項目について単独で問われる問題は少なく、総合問題として各項目のそれぞれの理解度が試されるため、まず一通りテキストを通読することが何よりも大切です。
奇をてらう問題はなく、あくまでも基本に忠実に確実に得点していく学習の仕方が望ましいです。

当校の映像教材で大まかに各項目の概要と、キーワードをつかみ、その後テキストで、同項目が書かれている範囲を読み込んだ上で、演習問題、確認テスト、問題集に取り組むとより効果的です。

HOME > 講座一覧 > コンクリート主任技士TOP > 合格への道 > 試験のポイント

お気軽にご相談ください

日建学院コールセンター

フリーコール0120-243-229

受付時間 10:00~17:00
(土日・祝日・年末年始を除く)

ページトップに戻る