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2019年(令和元年) 2級建築士 設計製図課題発表

2019年(令和元年)
2級建築士設計製図課題

全ブロック(全都道府県)夫婦で営む建築設計事務所を併設した住宅〔木造2階建て〕

[要求図書]

・1階平面図兼配置図[縮尺1/100]
・2階平面図[縮尺1/100]
・2階床伏図兼1階小屋伏図[縮尺1/100]
・立面図[縮尺1/100]
・断面図[縮尺1/100]
・部分詳細図(断面)[縮尺1/20]
・面積表、計画の要点等

  • (注)答案用紙には、1目盛が4.55ミリメートル(部分詳細図(断面)については10ミリメートル)の方眼が与えられている。

[注意事項]

試験問題を十分に読んだうえで、「設計製図の試験」に臨むようにしてください。 なお、解答内容が、設計条件を充たしていない場合や要求図書に対して不十分な場合には、「設計条件・要求図書に対する重大な不適合」と判断されます。

本年の課題対策

1.【課題のテーマについて】

発表された課題「夫婦で営む建築設計事務所を併設した住宅(木造2階建て)」において、「夫婦で営む」という部分に着目すると、その言葉の背景には「ワークスタイルの多様性」「居住による地域密着」「家事・育児・介護」という3つのキーワードが読み取れます。

1.「ワークスタイルの多様性」

OA機器、コミュニティ、ネットワーク環境の発達により、通勤、勤務時間、形態、業態が多様化し、さまざまなワークスタイルで収入を得ることが可能となりました。建築設計事務所の設計業務もCAD/CAMを導入したパソコンによる作業が中心となったことで「自宅兼仕事場」というスタイルでの経営がしやすくなりました。小規模オフィスならではの工夫、メリットを生かした計画が求められるでしょう。

2.「居住による地域密着」

大規模設計事務所やハウスメーカーの台頭により、地域の建築相談の担い手となる建築設計事務所が不足しています。地域に居所を定め、空き家問題や地域のまちづくりにおいて窓口となるような、地域に根差した建築設計事務所の在り方が求められています。

3.「家事・育児・介護」

昨今、女性の社会進出が増える一方で、保育所不足、介護・保育の働き手不足などの問題が顕在化しています。これを解決する手段の一つとして、「職住同地」つまり居住地と勤務地を同じくすることが考えられますが、ただ一つの建物にまとめればいいというわけではなく、職場と育児・介護作業へのスムーズな移行、動線計画など、さまざまな工夫が求められます。

※加えて、先日閣議決定された建築士法の改正の背景として、若年建築士数の減少問題の解消対策としての受験資格要件緩和も、出題背景として考えることができるでしょう。

2.【試験制度の見直しを受けて】

平成24年の試験制度の見直しにより、ポイントとなる要求室については、床面積が「適宜」として出題されます。各自が適切な床面積を想定して計画することを求められます。

(1)要求図書(図面等)について

本年の「要求図面」は次のように公表されました。

【要求図書】

「1階平面図兼配置図」「2階平面図」「2階床伏図兼1階小屋伏図」「立面図」「断面図」「部分詳細図(断面)」「面積表」及び「計画の要点等」

平成26年、28年、29年と同様、「断面図」、「部分詳細図(断面)」が要求されました。作図図面が多いため、作図力を上げることが必要になります。また、「計画の要点等」における「工夫した事項や設計意図」等の文章表現(記述)や図面との整合性も重要になります。
なお、今年は「仕上表」が要求されませんでしたが、部分詳細図のほかに立面図等で仕上げの記載が求められる可能性があります。

(2)木造課題の試験結果の分析

木造の課題の試験結果における特徴は、次のようになります。

出 題 ランクⅠ ランクⅡ ランクⅢ ランクⅣ
木 造 H29 53.2% 15.1% 25.4% 6.3%
H28 53.1% 16.3% 18.1% 12.5%
H26 55.3% 13.5% 23.1% 8.1%
H25 53.0% 15.8% 21.6% 9.6%

「ランクⅠ」が合格です。合格率は52%~55%ですが、「ランクⅢ」、「ランクⅣ」にならない力をつければ、合格率は約80%になります。「未完成」や「失格項目」によって不合格になる「ランクⅣ」、大きな減点項目によって不合格になる「ランクⅢ」にならないためには、【速く正確に課題文を読み取る力】と【速く正確に図面を仕上げる作図力】が特に重要な条件です。

3.【課題の検討】

本年の課題について、検討が必要な事項

(1)敷地条件及び接道(アプローチ)

  1. 接道条件は、一方向道路、二方向道路(角地)が想定されます。
  2. 敷地の規模は、最大18m×18m程度、標準で16m×16m程度と想定されます。
    ※敷地の規模は、近年の本試験の図種(部分詳細図等含む)及び答案用紙を基に想定しています。

(2)屋外施設

  1. 駐車場
    1~3台分のスペースを想定
  2. 駐輪場
    2~6台程度を想定
  3. その他
    過去の本試験では、菜園、テラス、植樹等が出題されています。

(3)延べ面積

過去の木造2階建ての出題では、1・2階の合計は160m2~250m2程度です。

(4)人員構成

①夫婦+子ども(1~2人)
②夫婦+子ども(1~2人)+祖父母等
③事務所部分:通勤所員(0~4人)

(5)要求室

住宅部分

①居間・食事室・台所 ②夫婦寝室 ③子ども室 
④予備室 ⑤納戸、クロゼット、物置 
⑥浴室、洗面、脱衣室、家事室 ⑦便所 等

※その他

①ホームエレベーター②吹抜け 等

事務所部分

①事務室(設計室、アトリエ、スタッフルーム) 
②作業スペース ③ギャラリー 
④会議室(応接室、ミーティングルーム) 
⑤倉庫、資料室 ⑥更衣室 ⑦給湯室、便所 等

4.【過去の出題分析を踏まえた課題対策】

近年の試験は、施主(出題者)の意向を汲み取り、設計者(受験者)として適切な提案ができる能力を確認する出題となっています。そのためには、課題文を正確に読み取り、図面や計画の要点等により施主(採点者)にアピールすることが重要です。

試験分析から想定される出題者側の意向を実習課題を通して汲み取る訓練をしながら、練習を進めることが合格への王道です。


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