令和6年 建築設備士 第二次試験(設計製図)の
課題について
令和6年
第二次試験(設計製図)の課題
温浴施設のある
複合商業施設
建築設備士「第二次試験」(設計製図)の課題テーマが5月17日(金)、(公財)建築技術教育普及センターより公表されました。
今年の課題テーマは「温浴施設のある複合商業施設」です。
第二次試験(設計製図)課題検証
過去本試験類似課題
今までに「複合商業施設」というタイトルでの出題は3回ありました。
- 平成2年
「アトリウムのある複合商業施設」 - 平成23年
「映画館と温浴施設のある複合商業施設」 - 平成元年
「スポーツクラブのある複合商業施設」
また、「温浴施設」のある課題では、上記以外では、
- 平成19年
「地方都市に建つ温浴施設をもつホテル」 - 平成26年
「温浴施設のある市民センター」
でした。
本年の試験対策
令和2年度から試験方法が変更され、今年で5回目を迎えます。
建築設備基本計画、建築設備基本設計製図ともに、過去に出題された内容をベースに、近年の傾向から省エネ・防災対策などの視点での学習も必要になると考えられます。
対象となる建築物の特徴
近年2回の出題において「複合商業施設」のある建物規模としては、延べ面積は8,600~9,500m2、階数は地下1階、地上4階建てでした。
建築設備の特徴
今回発表された課題テーマの「温浴施設」では、過去に出題においていずれもコージェネレーションシステムが採用されています。
給湯熱需要が高い為であり、総合効率が高くできることから省エネ対策として想定されます。また同時に水質保全等についても考慮しなければなりません。
今回の課題においてもこれらを意識していく必要があります。
建築設備基本計画(必須問題)に関して
令和2年から問題数が11問に変更されました。問題数の増加に伴い解答に費やす時間も増えることから、採点上の比重も高くなったと考えられます。
建築設備基本設計製図(選択問題)に関して
「共通の各平面図」の出題内容は、旧試験での「選択の平面図」と概ね同程度のものです。
つまり、設備計画の平面図に関しては、自分が選択した設備にかかわらず、空調・換気設備、給排水衛生設備、電気設備の一通りが作図できる能力を身につけておく必要があるということです。
第二次試験の合格基準
平成24年の合格発表時から、設問ごとの「採点のポイント」が詳細に公表されています。
受験対策においては、採点ポイントに即した課題学習が極めて重要となります。
第二次試験日
令和6年 8月25日(日)
合格発表日
令和6年 11月7日(木)
プレゼント
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