2025年 建築設備士第一次試験(学科)合格発表

試験結果

本日、2025年7月24日(木)公益財団法人建築技術教育普及センターより、本年の建築設備士「第一次試験」(学科)の合格発表がありました。
結果は下記の通りです。

「第一次試験」(学科)
試験日 令和7年 6月22日(日)
試験地 札幌市・仙台市・東京都・
名古屋市・大阪府・広島市・
福岡市・沖縄県
実受験者数 2,950人
合格者数 769人
合格率 26.1%

合格基準点

合格基準点

  建築
一般
知識
(27問)
建築
法規
(18問)
建築
設備
(60問)
総得点
(105問)
合格
基準点
13点 30点 67
  • ※各科目及び総得点の合格基準点のすべてに達している方が合格となります。
  • ※なお、合格基準点については、原則として、建築一般知識(27問)を13点、建築法規(18問)を9点、建築設備(60問)を30点、総得点(105問)を70点としているが、本年については、試験問題の難易度を勘案して、建築法規及び総得点の合格基準点の補正を行っている。

[参考]2025年 建築設備士試験「第一次試験」
(学科)合格者769人の主な属性

主な
属性
区分 構成比
職種別 空調設備関連職種 37.2%
衛生設備関連職種 8.3%
電気設備関連職種 26.7%
建築関連職種 17.2%
その他 10.7%
勤務先別 設備設計事務所 10.7%
建築設計事務所 12.0%
空調・衛生設備工事会社 13.1%
電気設備工事会社 7.4%
建設会社 27.7%
官公庁・財団法人等 11.8%
その他(電力・ガス会社、
不動産会社等)
17.3%
職務
内容別
設計 47.5%
工事監理 5.2%
施工管理 26.7%
行政 6.0%
その他
(維持管理、積算等)
14.7%
年齢別 29歳以下 31.6%
30~34歳 25.5%
35~39歳 16.1%
40~44歳 9.9%
45~49歳 6.8%
50歳以上 10.1%
平均年齢 35.5歳
  • ※構成比は、小数点以下第2位を四捨五入して表示しているため、必ずしも合計値が100にならない場合があります。

※合格者の受験番号に関する詳細は、(公財)建築技術教育普及センターにてご確認ください。
令和7年建築設備士試験 「第一次試験」 合格発表

総評

合格率は26.1%、合格者数は769人、
近年6年の中で2番目に低い合格率

本年の第一次試験全国受験合格率26.1%の結果となり、昨年(33.3%)より-7.2ポイントでした。
受験者数2,950人と昨年(2,807人)より143人増加、合格者数769人で昨年(935人)より166人減少しました。
令和2年からの過去6年間の中で2番目に低い合格率となりました。

合格者の属性では、
比較的若い方の割合が高い傾向が続く

職種別では、空調設備衛生設備電気設備建築関連職種増加し、その他減少となりました。

勤務先別では、設備設計事務所電気設備工事会社建設会社官公庁・財団法人等増加し、建築設計事務所空調・衛生設備工事会社その他(電力・ガス会社、不動産会社等)に分類される方が減少しました。

職務内容別に見てみると、設計工事監理施工管理行政に携わる方が増加し、その他(維持管理、積算等)に携わる方が減少という結果でした。

最後に年齢別では、34歳以下増加し、特に29歳以下の方の増加が大きく35~39歳を中心に50歳以上までの方が全体に減少という結果でした。

その影響で、平均年齢 35.5歳は、昨年より1.7歳低くなるという結果でした。近年、平均年齢が37歳前後でしたが、今年は過去6年最も低い平均年齢となりました。

建築法規・総得点の合格基準点に下方補正あり、
今年の試験問題の難易度は、難しい

例年同様、今年も各問題の正答枝番号や合格基準点等が公表されました。合格基準点は、建築一般知識 13点、建築法規 8点、建築設備 30点、総得点 67点という結果でした。

試験方法の変更後、合格基準点の基本的水準として、建築一般知識(27問)は13点、建築法規(18問)は9点、建築設備(60問)は30点で総得点は70点としていますが、今回は法規の合格基準点補正 -1があり、総得点の合格基準点-3点の補正が行われました。

今年の試験問題の難易度は、難しい水準と考えられます。

特に法規については、適用すべき法令について例年1月1日施行分であったものが、4月1日施行分までのイレギュラーな出題となり、これが周知されていなかったと思われます。
特徴的な問題としては、脱炭素関係の改正法令から(No.3)「建築手続き」(No.5)「防火規定」(No.6)「避難規定」(No.13)「建築士法」(No.15)「消防法」(No.18)「建築物省エネ法」計6問と多くの出題があり、改正の情報を知らずに受験した方には難しかったと思われます。


【今後の試験対策】

今年の学科試験は、試験方法の変更により、出題数・出題形式・試験時間の配分や携行できる電卓の有無などが変更され実施された6回目の試験でした。

合格基準点の補正が入り、合格率近年6年間で、2番目に低いという結果ということから、試験問題の難易度は、難しい水準だったといえます。

見事に実力を発揮され二次試験に進まれる方は、今後の時間を有効に使うことが最終合格への近道であることは言うまでもありません。
そのためには「過去の本試験問題」をもとにした学習と、当年の二次試験の課題テーマに則した「予想課題」で実践的な訓練を積むことが有効と言えるでしょう。

また、今回の学科試験で残念ながら不合格となってしまった方は、来年の学科試験に向けいち早くスタートを切ることが有効となります。
そのためには、常に改正法令に対応できるように、最新の法令集法改正に対応した教材にて学習をすることが極めて重要となります。

第二次試験(設計製図)について

試験日 令和7年 8月24日(日)
合格発表日 令和7年 11月6日(木)
第二次試験
課題
「店舗をもつ事務所ビル」

プレゼント

令和7年 建築設備士 第一次試験
学科本試験 問題・解答枝解説集 プレゼント

本年度試験の解答枝の解説をわかりやすくまとめた冊子です。本試験を振り返るにはうってつけの解説集ですので、是非ご活用ください。

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※画像は、過年度のものです。

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コース名 概要

初学者・学習経験者対象

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過去問題を徹底分析した解説講義と本年の課題に対する予想問題の対策講義を実施し、建築設備士二次試験に対応できる学力を養成する講座です。自宅にいながら学習できるWebコースですので何度でも繰り返し学習が可能です。

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